【8月1日 AFP】インドで7月30日、ニューデリー(New Delhi)空港を飛び立ち伊ミラノ(Milan)に向けて2時間ほど飛行を続けていた国営航空エア・インディア(Air India)の航空機が、機内でネズミが目撃されたとの報告をうけニューデリーに引き返す騒動があった。

 結局、ネズミは発見されなかったが、エア・インディアの説明では、報告を受けた以上は機内消毒が必要で、空港に引き返さざるを得なかったという。

 同航空関係者は31日、「(機内に)ネズミの存在は確認できなかったが、乗客の安全を考え、空港に引き返した」とAFPに語った。

 ネズミはケーブル類をかじって操縦系統に異常をきたし、飛行中の航空機の安全を著しく脅かす存在だ。ケータリング会社のトラックに積み込まれた機内食用カートに紛れて機内に入り込むパターンが多い。

 エア・インディアのネズミをめぐるトラブルは今回が初めてではない。5月には国内便の機内で走り回るネズミ数匹が目撃され同便は離陸を中止。昨年8月にも同じ事態が発生している。(c)AFP