【12月17日 AFP】フィリピンの首都マニラ(Manila)近郊にあるビリビッド(Bilibid)刑務所に対する警察の捜索で、麻薬王たちがストリップバーやジャグジーを楽しみながら「王様のような生活」を送っていた実態が明らかになった。同国の主要な刑務所でのセックスやドラッグ、贈収賄のスキャンダルの発覚に、役人の汚職事件が頻繁にニュースとなる同国の国民の間にも衝撃が走っている。

 同国のメディアは16日、同刑務所の実態を相次いで報じた。過密状態にあることで有名な同刑務所ではこの前日、麻薬組織が所内から運営されているとの通報に基づき、警察による捜索が行われた。

 レイラ・デリマ(Leila de Lima)法相によると、刑務所を捜索した警察は麻薬売買で有罪となった受刑者らのためにつくられた20台のエアコンを備えた「別荘」で、「アイス」と呼ばれる覚せい剤メタンフェタミンや、現金、空気で膨らませる性玩具、ジャグジーなどを発見した。

 デリマ法相は、捜索の結果、麻薬組織のメンバーらが獄中で「王様のような生活」を送っていたことが分かったと説明した。受刑者らは大理石のタイルが敷かれた浴室で温水シャワーを楽しみ、携帯電話やパソコンも持っていた。ある部屋には高価なウイスキーのボトルがストックされ、また別の部屋には高級腕時計や米ドルの札束が入れられた金庫があったという。