【7月1日 AFP】外洋の海面約88%にプラスチック粒子が含まれており、海洋生物や食物連鎖への影響が懸念されるとした研究報告が、6月30日の米科学誌「米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of SciencesPNAS)」に掲載された。

 大量生産されるプラスチック製の玩具やレジ袋、食品容器や用具類などのごみが豪雨などにより海洋に流出している問題は、今後数十年の間、悪化の一途をたどると予想される。

 研究は、スペインの科学調査チームが2010年に世界中から収集した3000を超える海洋サンプルを基にしている。

 研究を率いたカディス大学(University of Cadiz)のアンドレス・コサル(Andres Cozar)氏は、「プラスチック製の物体は、海流に流されながら、太陽の光や熱によって次第に小さな粒子となる」と述べる。

「マイクロプラスチックと呼ばれるこうした小さなプラスチックの粒子は、数百年にわたって浮遊し続ける可能性があり、2010年の調査では、全体の88%で検出された」

 マイクロプラスチックが今後どうなるのか、世界中の海洋生物にどのような影響を与えるのか──これらの問題については、さらなる研究が必要とされる。(c)AFP