【11月8日 AFP】イラン当局は8日、今年1月の反政府デモでイスラエルと米国のために活動したとして有罪判決を受けた男性3人の死刑を執行した。司法当局が発表した。

司法当局系のウェブサイト「ミザン・オンライン」は、「最高裁判所が死刑判決を支持したことを受け、今朝、刑が執行された」と報じた。

同サイトによると、3人は反政府デモの際、「イスラエルのシオニスト政権、米国、敵対組織のための工作活動に参加した」として有罪判決を受けた。

ミザン・オンラインは、3人が首都テヘラン西方のカラジで、火炎瓶や手りゅう弾を投げたり、刃物や銃器を使用したりしたほか、公共施設に放火したと伝えた。

同事件の他の被告には、5~10年の実刑判決が言い渡されたという。

反政府デモは昨年12月、生活費の高騰に対する不満をきっかけに始まったが、急速に大規模な反政府運動へと発展し、1月8、9日にピークを迎えた。

イラン当局は、デモに伴う死者が3000人を超えたとしており、暴力行為は米国とイスラエルが画策した「テロ行為」によるものだと主張している。

一方、国外に拠点を置く非政府組織(NGO)は、死者数はさらに多いと指摘。イランの治安部隊がデモ参加者に発砲したと主張している。

2月下旬の米国とイスラエルによる攻撃をきっかけに中東での紛争が始まって以降、イランでは死刑の執行数が増加している。(c)AFP