ガザで豪雨、テント約7万張が浸水 避難民の生活さらに困難に
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【11月8日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区で7日、豪雨により避難民のテント数万張が浸水し、数万人が雨風をしのぐ場所を失った。地元当局が明らかにした。
イスラム組織ハマスが運営するガザ地区の政府広報当局は声明で、雨が降り始めた初日に「避難民数万人が身を寄せる約7万張のテントが浸水被害を受けた」と発表した。また、ガザ地区各地で、ひび割れた壁や屋根が相次いで崩し、重傷者を含む負傷者が出たと明らかにした。
7日早朝以降、ガザ市の一部地域やガザ地区中部、北部では、豪雨で避難民キャンプが浸水し、数百世帯がさらなる避難を余儀なくされた。
民間防衛当局のマフムード・バッサル報道官はAFPに対し、テントへの浸水で、緊急支援を求める通報が夜間に1500件以上寄せられたと明らかにし、「必要な装備も活動能力もない状態で対応に当たっている」と説明した。
バッサル氏は「テントの浸水によって危機にさらされている数十万人の避難民を救うため、直ちに介入するよう国際社会と人道支援団体に緊急の救援要請を出した」と述べ、「われわれだけでは、この嵐による被害に対処できない」と訴えた。
ガザ地区西部のテントで家族と暮らすウム・ムハンマド・アルヘルシュさん(45)はAFPに対し、「マットレスを持ち出すこともできず、衣類はすべてびしょぬれになった。毎年冬になると、同じ苦しみが繰り返されている」と語った。
中部デイルバラハで子どもたちと暮らすマリアム・オデさん(34)は、「もう子どもたちをどう守ればいいのか分からない。子どもたちに今夜はどこで寝るのかと聞かれても、答えられない」と話した。
また、ハレド・ナジャールさん(41)は「テントの浸水だけでなく、寒さや病気のまん延からも子どもたちを守れるか心配だ」と語った。
パレスチナの市民社会団体の連合体は声明で、感染症などが広がる危険性を指摘し、「数十万人の住民の命を脅かす大惨事が迫っている」と警告した。
数十の地元組織や団体が参加する同連合体は、イスラエルに対し、人道支援物資の搬入を制限なく認めるよう圧力をかけることを求めた。