【11月7日 AFP】英国のヘンリー王子(42)は6日、英大衆紙『デーリー・メール』の発行元を相手取ったプライバシー侵害訴訟で敗訴したことを受け、控訴許可を申請した。

英高等法院は7月に王子らの訴えを退け、8月には王子と歌手エルトン・ジョン氏ら計7人に、訴訟費用の一部として950万ポンド(約20億2000万円)を発行元のアソシエイテッド・ニュースペーパーズ(ANL)に支払うよう命じた。

法律事務所シェリダンズがAFPに送った声明によると、チャールズ国王の次男である王子ら原告側は、判決と訴訟費用に関する判断に「法律上、事実上の誤りがある」として控訴を求めている。

原告側にはジョン氏の夫デイビッド・ファーニッシュ氏、俳優のエリザベス・ハーレイ氏、サディ・フロスト氏らが含まれており、デーリー・メールが車や自宅に盗聴器を仕掛け、通話を盗聴するなどプライバシーを侵害したと主張していた。発行元側はすべての疑いを否定していた。

王子本人も出廷して証言した11週間の審理を経て、マシュー・ニックリン判事は7月、原告側が主張を立証できなかったと結論付け、発行元側の主張を認めた。

その後、訴訟費用をめぐる2日間の追加審理を経て、費用の一部の支払いを命じた。その際、原告側の主張を改めて「推測に基づくもの」と批判した。

裁判所によると、ANLは訴訟への対応に要した費用が、7月9日までに総額約3450万ポンド(約73億円)に達したと見積もっている。

ただし、原告側が最終的に負担する金額はまだ決まっておらず、別の審理で判断される予定。(c)AFP