【11月7日 AFP】<更新> ドナルド・トランプ米大統領は6日、側近で移民強硬派のスティーブン・ミラー大統領次席補佐官(41)を、新たな首席補佐官に昇進させると発表した。共和党が中間選挙で大敗した後、強硬な移民政策の立案者をホワイトハウスの要職に起用する。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、ミラー氏が9日、現職のスージー・ワイルズ首席補佐官の後任に就くと発表した。ワイルズ氏はトランプ氏の政治活動組織に異動する。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団から、ワイルズ氏の後任にミラー氏を指名した理由を問われ、「変化を起こしたかった」と答えた。

さらに「人生には時として、行動を起こさなければならないこともある」と述べた。

ミラー氏は、10年以上にわたりトランプ氏の側近を務めており、移民政策を巡って政権内で最も強い影響力を持つ強硬派だ。トランプ氏はSNSで、ミラー氏を「私が最も信頼する顧問の一人」と評した。

国土安全保障担当大統領補佐官も兼任するミラー氏は、2期目のトランプ政権において、覆面の捜査官による暴力的な強制捜査を伴う移民の大量送還政策の推進に重要な役割を果たしてきた。

ミネアポリスで1月、移民当局の職員が抗議者2人を射殺した事件を受け、ミラー氏は厳しい批判を受けた。事件は大規模な抗議デモを引き起こした。

今回の人事は、中間選挙で民主党に上下両院の多数派を奪われたトランプ氏が、自らの政策をさらに強力に推し進める姿勢を示した形だ。

退任するワイルズ氏に対してトランプ氏は、「すばらしい仕事をしてくれた」と謝意を表明。ワイルズ氏は「ホワイトハウスでトランプ大統領に仕えることができたのは、生涯の栄誉だった」と述べた。(c)AFP