【11月6日 CGTN Japanese】中国科学技術大学によると、同大学の研究チームは、オープンソースのリボ核酸(RNA)配列基盤モデル「structRFM」を発表しました。このモデルは、RNAの構造予測や機能推定など、さまざまな下流タスクで性能の向上を実現したもので、人工知能(AI)を活用した科学研究や生物学的メカニズムの解明、新薬開発などへの貢献が期待されています。関連する研究成果は11月5日、国際学術誌「ネイチャー(Nature)」に掲載されました。

リボ核酸(RNA)は重要な生体高分子の一種で、生物の細胞や一部のウイルス、ウイロイドに存在し、タンパク質の合成など、さまざまな生命活動に広く関与しています。その機能は塩基配列や折り畳まれた立体構造と密接に関係しています。塩基配列、構造、機能の関係を理解することは、RNAの生物学的メカニズムを解明するための重要な基礎であり、新薬開発を支える要素でもあります。

塩基配列解析技術の発展に伴い、研究者は膨大なRNA配列データを蓄積してきました。RNA基盤モデルは、自然言語処理で用いられる事前学習手法を応用し、これらのデータから配列の規則性を学習して、さまざまなタスクに利用できる汎用的な特徴を抽出することで、構造予測や機能解析を支援します。

中国科学技術大学の研究チームが開発したRNA基盤モデル「structRFM」は、事前学習を終えたモデルに塩基配列を入力するだけで、配列レベル、ヌクレオチドレベル、ヌクレオチド対レベルの特徴を抽出できます。これらの特徴は、さまざまな構造予測や機能推定のタスクに活用でき、複数のタスクで世界の先端水準に達しています。

研究者によると、研究チームは現在、RNA配列と二次構造の対応データ一式、モデルの重み、ソースコードを公開しており、研究結果の再現や関連モデルの開発に活用できるリソースを提供しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News