【11月6日 AFP】米連邦地裁は5日、ドナルド・トランプ大統領が進める巨大な「凱旋(がいせん)門」の建設計画について、着工を一時差し止めた。国家首都計画委員会(NCPC)が計画を承認したわずか数時間後の判断で、先行きは不透明になった。

タニヤ・チャットカン連邦地裁判事は、裁判所が計画の合法性に対する異議申し立てを検討する間、トランプ政権は2週間、凱旋門の建設を開始できないとの裁定を下した。

NCPCは同日、計画の合法性や目的を疑問視し、強く反対する数十人から数時間にわたって意見を聴取したが、賛成8、反対4で計画を承認していた。

主な批判の対象は、高さ76メートルの凱旋門の建設場所で、数十万人の米軍人が眠る神聖なアーリントン国立墓地に隣接している。

反対票を投じた委員4人は、法的な懸念や、建設資金を賄う予算を議会が承認していないこと、凱旋門の軍事利用に関するピート・ヘグセス国防長官の主張への疑問を挙げ、決定の延期を求めた。

しかし、トランプ氏の盟友らが主導する委員会の多数派は延期に反対し、政権は直ちに着工する意向を示した。

チャットカン判事の判断は、建設差し止めを求めて提訴した複数の退役軍人や、首都ワシントンとバージニア州の司法長官の訴えを認めるものとなった。(c)AFP