北京でロボット競技大会 災害救助など実際の作業を想定
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【11月8日 東方新報】四足歩行ロボットが重心を調整しながら途切れた橋を渡り、人型ロボットが消火器を持ち上げて模擬火災の火元に向けて噴射する。10月18日、北京市で「2026ロボット勇士チャレンジ大会」の秋季大会が開催され、中国各地から29チームが参加し、実際の作業現場を想定した課題に挑戦した。
今回の大会は、開催地の「亦荘」と「共に」を掛け合わせ、ロボットによる支援を意味する「亦起・智援」をテーマに開催された。ロボットの操作方式と形態の2つの基準で部門を分け、緊急救助や工場設備の点検、都市インフラの維持管理など、実際の作業現場を想定した14の課題が設けられた。
北京経済技術開発区ロボット・スマート製造産業局総合産業処の高鵬(Gao Peng)処長によると、共通の障害物を乗り越える課題に加え、人型ロボットには危険物や爆発物の処理、緊急消火など、消防・救助現場を想定した専用の課題が設けられた。
一方、四足歩行ロボットや車輪付き四足ロボットには、電力網の復旧や障害物を越えて物資を運ぶ課題などが用意され、工業用配管や電力設備、被災地などでの活用を想定した。
競技では、ロボットが低い障害物の下を素早くくぐり抜けたり、段差を軽快に下りたりする場面が見られた一方、コースとフェンスの間に挟まれたり、高所で足を踏み外して転落したりする場面もあった。
高処長は、難易度の高い障害物を設けた目的について、見せかけだけのパフォーマンスではなく、実際の作業環境を再現することで技術の進歩を促すためだと説明した。
また、現在は四足歩行ロボットの方が設備点検などの分野で実用化が進んでおり、動作も比較的安定していると指摘。大会は四足歩行ロボットの実用性能を検証する場であると同時に、人型ロボットの技術を段階的に成熟させる機会にもなるとの考えを示した。
競技の結果、遠隔操作型人型ロボット部門では「AK兄弟Bチーム」が優勝した。
同チームの責任者、張凱(Zhang Kai)さんは、北京亦荘で開催された人型ロボットのハーフマラソン大会に2大会連続で参加した経験を持つ。
張さんは、走行能力が中心となるハーフマラソンとは異なり、今回の大会では地形が多様で、複雑な環境に対応するためのロボットの計算処理能力や動作制御、状況に応じた対応力が試されると説明した。
また、難易度の高い課題は参加チームの技術力を測る試金石であると同時に、製品の改良を加速させる機会にもなり、さまざまな産業分野でのロボット活用につながるとの見方を示した。(c)東方新報/AFPBB News