米アルタ・ビューティーの店舗に設けられたメディキューブの販促スペース=APR提供(c)news1
米アルタ・ビューティーの店舗に設けられたメディキューブの販促スペース=APR提供(c)news1

【11月05日 KOREA WAVE】韓国APRの美容ブランド「メディキューブ」が、米国の10代女性が好むスキンケアブランド調査で初めて6位に入った。オンラインを中心に成長してきた韓国ブランドが、セラヴィやラ ロッシュ ポゼなどの大手が強い米市場で、若い消費者の支持を広げている。

米美容専門メディアWWDが、投資銀行パイパー・サンドラーの「2026年秋の10代消費者調査」を引用して報じた。1位はセラヴィで、ジ・オーディナリー、ラ ロッシュ ポゼ、ロード、バブルが続き、メディキューブが6位となった。バイオマ、エルフ、グロウレシピ、セタフィルもトップ10に入った。調査は米47州の約9000人を対象に実施。平均年齢は15.7歳で、女性が43%を占めた。スキンケアの順位は女性回答者を基に集計した。

米市場では既存の有力ブランドに加え、SNSを基盤に成長した新興ブランドも存在感を増している。モデルのヘイリー・ビーバーが設立したロードは、今回初めてスキンケア部門の4位に入った。5位のバブルも、若者向けの商品とTikTokを中心とするマーケティングで伸びたブランドだ。

米10代の美容関連支出は前年より7%、スキンケア支出は5%増えた。2025年秋に減少していた美容消費が再び拡大するなか、顧客獲得競争も続いている。

メディキューブはアマゾンやTikTokショップで認知度を高めてきた。消費者がSNSで使用体験や感想を共有し、口コミが広がった点が特徴だ。APR関係者は「最近は10代でも肌の悩みに合った機能や性能への関心が生まれ、実用性を重視する若い消費者に好影響を与えたとみている」と説明した。

オンラインで築いた販売基盤は、実店舗の拡大にもつながっている。調査では、米10代女性の85%が美容商品の購入は実店舗を好むと回答。好きな購入先はセフォラ、アルタ・ビューティー、ターゲットの順だった。SNSで関心を集めるだけでなく、店頭で商品に触れられる環境も重要になっている。

APRは2025年8月、アルタ・ビューティーの約1400店舗でメディキューブの販売を開始。2026年4月にはターゲットの1500店舗以上、6月にはウォルマートの約3000店舗へ広げた。11月にはコストコの約400店舗にも進出し、美容専門店から大型スーパー、会員制倉庫型店まで販路を多様化した。

販売先に合わせた商品構成も進める。コストコでは代表商品「ゼロ毛穴パッド」の専用セットを投入した。同社によると、同商品は2025年2月から米アマゾンのトナー・化粧水部門で1位を維持している。今後はコストコでPDRN配合の商品群も追加する計画だ。

米国事業の比重も高まっている。APRが11月2日に発表した7~9月期の暫定決算では、北米の売上高が全体の46%を占めた。メディキューブ単独の2026年1~9月累計売上高は2兆ウォン(約2354億円)を超えた。年内には米ドラッグストアチェーン「CVSファーマシー」の約3000店舗にも進出する予定だ。

APR関係者は「インスタグラムやTikTokのコンテンツで、米国の若者の関心と需要の拡大を実感している。実店舗も増やし、商品を直接体験できる接点を広げている」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News