巨額の資金を投じた候補が次々と落選、共和党大惨敗はマスク氏ら億万長者の敗北
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【11月5日 AFP】米中間選挙におけるドナルド・トランプ大統領率いる共和党の大惨敗は、同党に巨額の献金をした実業家イーロン・マスク氏にとっても、企業や個人から上限なく政治資金を集め、特定の候補者を支援・批判する広告活動を行う特別政治活動委員会(スーパーPAC)にとっても敗北となった。
数億ドルもの資金を投じたにもかかわらず、成果がほとんど得られなかったからだ。
3日投開票の中間選挙では、有権者がトランプ氏の政策にノーを突き付け、民主党は上下両院で多数派を奪還し、保守系団体がリベラル系団体を大幅に上回る外部資金を投入した選挙でも相次いで勝利を収めた。
選挙予測サイト「レース・トゥ・ザ・ホワイトハウス」の創設者ローガン・フィリップス氏はX(旧ツイッター)に、「これは米国の政治史上、大口献金者にとって最大の敗北だったかもしれない」と投稿した。
マスク氏はXに、肩をすくめる人の絵文字を添えて「今回は、私の選挙介入用の宇宙レーザーが機能しなかったようだ」と投稿し、敗北を自虐した。
選挙資金の監視団体「オープンシークレッツ」によると、マスク氏は共和党候補を支援する団体に約5億ドル(約790億円)を投じ、2010年以降の連邦選挙サイクルで最大の個人献金者となった。
2010年には、連邦最高裁が、候補者から独立して活動する企業や労働組合、その他の団体による政治支出を政府が制限することはできないとの判断を示した。これにより、大口献金者が選挙に巨額の資金を投じる道が開かれた。