【11月5日 AFP】世界保健機関(WHO)は4日、コンゴ民主共和国で今年、コレラによりこれまでに約1800人が死亡したと発表した。同国では、過去最多の死者を出しているエボラ出血熱の流行への対応も続いている。

アフリカ中部に位置する同国では、コレラの感染例が約6万例報告されている。WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は「過去数十年で最悪のコレラ流行」と表現した。

テドロス氏によると、感染例の大半は東部の北キブ、南キブ両州で確認された。両州では多数の武装集団が活動し、一部地域はルワンダの支援を受ける反政府勢力「3月23日運動(M23)」の支配下にある。

同氏は「懸念されるのは、コンゴ川流域でも感染例が出ており、(首都である)キンシャサまで広がる可能性があることだ」と付け加えた。

エボラ出血熱と同様、長年紛争が続き、立ち入りが難しい遠隔地でコレラが広がっていることが、対応を妨げている。

WHOは、これらの地域ではエボラ出血熱が猛威を振るう中、コレラも大規模に流行する恐れがあると警告した。

また、現在の雨季が、水を介して感染するコレラの拡大を助長することも懸念している。

致死率は約3%と、コレラとしては高い水準となっている。(c)AFP