【11月5日 AFP】J・D・バンス米副大統領は4日、中間選挙で与党・共和党が大敗した原因はイランとの戦争にあると述べた。2028年大統領選への出馬が取り沙汰される中、国民に不人気な戦争から距離を置いた。

バンス氏はX(旧ツイッター)への長文の投稿で、「われわれの敗因は戦争だ。大統領自身も昨夜そう言っていた」と述べた。ドナルド・トランプ大統領が共和党の敗北について、イラン戦争が「一因」だったと認めながらも、イランの核兵器保有を阻止するために必要だったとして対イラン軍事作戦を正当化した発言を指したものとみられる。

バンス氏はさらに、「戦争に踏み切った価値があった、今後6年間、上院の多数派を失うだけの価値があったと主張したいなら、そうすればいい。支払う価値のある代償だったと論じればいい。賛成にせよ反対にせよ、少なくともそれは正直な意見だ」と主張。

「しかし、われわれがなぜ負けたのかは誰もが分かっている。私たちがこれからどう進むべきかについて率直に議論するなら、そこから始めなければならない」と訴えた。

3日の中間選挙で民主党が大勝したことを受け、2028年大統領選の共和党候補指名争いで最有力候補とみられていたバンス氏の立場にも、大きな疑問が生じている。

バンス氏は現時点で、正式に出馬を表明していない。

バンス氏は長年にわたり米国の対外軍事介入を公然と批判しており、トランプ氏とイスラエルが2月下旬に開始した対イラン戦争についても、水面下では懐疑的な見方を示していたと報じられている。

バンス氏はまた、2年前の2024年大統領選でトランプ氏と自身を支持した有権者が、対イラン戦争とそれが米国経済に及ぼした影響を理由に、民主党支持に転じたことも認めた。

「最大の問題は、2024年にトランプ/バンスに投票した多くの人々が、2026年には民主党に投票したことだ」と述べた。

バンス氏によると、自身が信頼する世論調査専門家の分析では、有権者が共和党から離れた主な要因として、対イラン戦争と経済問題に加え、「イスラエルとの関係を変えたい」という思いが挙げられていた。(c)AFP