【11月4日 AFP】サッカースペイン2部リーグ、テネリフェのFWヘスス・デ・ミゲル選手(30)が、試合中に相手チームのゴールキーパー(GK)との激しい衝突で負傷し、試合翌日の3日、搬送先の病院で死亡した。サッカー界に衝撃が広がり、世界各地から哀悼の声が寄せられている。

テネリフェは声明で、「深い悲しみに打ちひしがれ、胸が詰まる思いだ。この現実を信じることができない。CDテネリフェは、ヘスス・デ・ミゲル・アラメダ選手が午前8時(日本時間午後4時)に死去したことを発表する」と伝えた。

「この悲しみを癒やす言葉はなく、深い悲痛な思いを和らげるものは何もない。私たちは、この悲しい知らせに打ちひしがれている遺族や親しい友人、テネリフェのファンの皆さんに寄り添っている」と述べた。

事故は、テネリフェの本拠地エリオドロ・ロドリゲス・ロペス競技場で行われたFCアンドラとの試合終盤、2対2の同点の場面で発生した。

デ・ミゲル選手は、ボールをクリアしようとゴールを飛び出した相手チームの赤道ギニア代表GK、ヘスス・オウォノ選手とピッチ中央付近で衝突し、ファウルを受けた。オウォノ選手は退場処分となり、試合はその後、中止された。

スペイン警察の関係者はAFPに対し、事故の経緯について司法当局の監督下で捜査が開始されたと明らかにした。

スペインメディアによると、デ・ミゲル選手は一時的に心停止に陥ったが、蘇生措置によって心拍が再開し、その後、病院に搬送されて集中治療室(ICU)に入った。テネリフェはその後、「神経学的な状態が悪化した」と発表していたが、3日に死亡が確認された。

アンドラの筆頭株主で、かつてバルセロナで活躍したジェラール・ピケ氏は、SNSへの投稿で「本当に悲しい。ヘスス、安らかに眠ってください」と述べた。

アンドラもデ・ミゲル選手の遺族やチームメート、テネリフェに「心からの哀悼の意」を表した。

レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードをはじめとするスペイン国内のクラブや、スペインサッカー連盟も哀悼のメッセージを発表した。

スペインサッカー連盟は「敬意と連帯の意を示すため」、今週予定されていた国内カップ戦の全試合を延期した。

また、欧州サッカー連盟(UEFA)は、今週行われる欧州チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグの試合前に1分間の黙とうをささげると発表した。(c)AFP