迷惑電話の着信時に動画サイトが開いた画面=表示された会社名にはぼかしを入れた(c)news1
迷惑電話の着信時に動画サイトが開いた画面=表示された会社名にはぼかしを入れた(c)news1

【11月04日 KOREA WAVE】韓国で、Androidスマートフォンにかかってきた迷惑電話を拒否しても、YouTubeなどの動画サイトが勝手に開く事例が確認されている。通信業界は、電話と連動してウェブページを表示する「見えるARS(画面表示型の自動応答サービス)」を悪用した新たな迷惑広告の手口とみている。

通信業界によると、「1844」で始まる特定の番号から着信すると、応答ボタンを押さなくても動画サイトが開くという。3日までに確認された事例はAndroid端末に限られている。利用者からは「スマートフォンがハッキングされたのではないか」と不安の声が上がっている。スマートフォンに関するオンライン掲示板にも「自分も同じ目に遭った」と画面の画像を共有したり、新手のハッキングかと尋ねたりする投稿が相次いでいる。

「見えるARS」は、電話番号と連動してスマートフォンにウェブページを表示する機能だ。例えば、利用者がカスタマーセンターに電話すると、音声案内に代わって問い合わせメニューが画面に表示される。この仕組みを応用すると、特定の番号からの着信を端末にインストールされた対応アプリが検知し、あらかじめ指定されたウェブサイトを開くこともできる。カスタマーセンターの案内画面の代わりに、動画サイトを表示させることも技術的には可能だ。

通信業界では、見えるARSのシステムを提供する事業者を介してアプリを開発した企業が、この機能を悪用して宣伝を展開しているとみている。

現時点で確認されている対処法は、電話アプリや通信会社のカスタマーセンターアプリで「見えるARS」をオフにすることだ。機能を無効にすれば、着信時に動画サイトが勝手に開くのを防げるという。通信会社の関係者は「現在、事実関係を確認している」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News