韓国・旧統一教会の韓鶴子総裁、保釈取り消し…入院先から従来の住居に外出
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【11月04日 KOREA WAVE】韓国のソウル高裁は3日、政治資金法違反などの罪に問われ、控訴審で審理が続く世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁の保釈を取り消した。健康上の理由で10月19日に保釈を認めてから15日で、保釈保証金2億ウォン(約2350万円)の没収も決めた。
保釈取り消しを受け、ハン・ハクチャ氏は直ちに再収容の手続きに入る。キム・ゴニ(金建希)氏を巡る疑惑を捜査するミン・ジュンギ特別検察官のチームの関係者は、3日から4日にかけての深夜0時までに手続きが完了するとの見通しを示した。韓国の刑事訴訟規則第56条は、保釈取り消しの決定が出た場合、検察官が決定書の謄本に基づき被告を再収容すると定めている。
高裁が取り消しの根拠としたのは、刑事訴訟法第102条第2項の第2号と第5号。逃亡や証拠隠滅のおそれがあると認めるに足る理由がある場合や、裁判所が定めた条件に違反した場合に、保釈を取り消せるとする規定だ。保証金の没収は同法第103条に基づく。
高裁は保釈を認める際、住居を治療中の病院に限定し、保証金を現金で納めることや、事件関係者との一切の接触を禁じることを条件とした。ところが、ハン・ハクチャ氏が保釈の翌日から京畿道加平にある従来の住居「天正宮」に出入りしていたことが2日に確認され、条件違反の疑いが浮上した。
高裁は予定になかった保釈取り消しの審問を開き、双方の意見を聴いた。特別検察チームは、天正宮への出入りを繰り返していたのであれば条件違反に当たり、すでに出廷した証人や今後出廷する予定の証人と接触する可能性が高いと主張した。ハン・ハクチャ氏側は「住居の制限は認識していたが、外出も制限されるとは理解していなかった。日中に短時間立ち寄っただけで、病院の外に泊まったことはない」と説明した。高裁は3日午後2時までに双方から追加の書面を受け取り、内容を検討した結果、ハン・ハクチャ氏が保釈条件に違反したと判断した。
ハン・ハクチャ氏は、チョン・ウォンジュ元秘書室長、ユン・ヨンホ元世界本部長と共謀し、2022年1月ごろ、クォン・ソンドン(権性東)元議員に政治資金1億ウォン(約1180万円)を現金で渡したほか、同年3~4月ごろ、教団の資金1億4400万ウォン(約1690万円)を韓国野党「国民の力」の議員らに寄付したとして起訴された。また、ユン・ヨンホ氏と共謀し、同年7月に2度にわたり、英グラフのダイヤモンドのネックレスなど総額8000万ウォン台(約1000万円)の金品をキム・ゴニ氏に渡した罪にも問われている。違法な政治資金の提供や高額な贈答品の購入に教団の資金を流用したとして、業務上横領の罪にも問われている。
一審は8月、政治資金法違反の罪で懲役1年、不正請託・金品授受禁止法違反と業務上横領の罪で懲役1年をそれぞれ言い渡した。控訴審は11月23日に結審する見通しだ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News