国連総会出席のため米国へ出発するイ・ジェミョン大統領と妻キム・ヘギョン氏=9月21日、ソウル空港(c)news1
国連総会出席のため米国へ出発するイ・ジェミョン大統領と妻キム・ヘギョン氏=9月21日、ソウル空港(c)news1

【11月03日 KOREA WAVE】韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領夫妻を含む大統領専用機「空軍1号機」の搭乗者168人の旅券番号などの個人情報が、約5カ月間にわたり外部サイトに露出していたことが11月2日、明らかになった。大統領の旅券情報まで長期間閲覧できる状態だったことから、政府がいつ事態を把握し、どのような措置を取ったのかが問われている。

韓国外務省は事態を極めて重く受け止め、流出の経緯を調べていると説明。韓国大統領府(青瓦台)は、報道前に事実を把握しており、警察が捜査に着手したとしている。

KBSの報道によると、セキュリティー関連サイト「VirusTotal(ウイルストータル)」に6月、空軍1号機の搭乗者の個人情報を含むファイルが掲載された。タイトルは「搭乗客名簿(大韓民国―ベルギー)」。イ・ジェミョン氏とキム・ヘギョン(金恵景)夫人のほか、キム・ヨンボム当時政策室長、ウィ・ソンラク国家安保室長、ペ・ギョンフン科学技術情報通信相、キム・ソンファン気候エネルギー相、ハン・ソンスク当時中小ベンチャー企業相ら閣僚、大統領府・外務省の随行員、大統領警護庁の警護要員、大統領府担当記者団など計168人の情報が記載されていた。氏名の韓国語・英語表記、所属、役職、生年月日、旅券番号などが含まれていたという。

イ・ジェミョン氏は6月、ベルギーおよび欧州連合(EU)との首脳会談、フランスのエビアンで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議への出席、イタリア国賓訪問などのため外遊した。流出したファイルは、この際の外遊団の名簿と個人情報とみられる。掲載日は出発の1週間前に当たる6月2日だった。

KBSによると、サイトの有料会員らは特段の制限なくファイルをダウンロードできる状態で、警護上の問題につながる恐れもあった。大統領府関係者は「報道前に流出を把握しており、警察が捜査に着手したと承知している」と述べた。

大統領府内では、外遊団の名簿を取りまとめる段階でファイルが流出したとみている。ただ、具体的な流出経路は確認されていない。大統領府は同日、「報道内容については事前に把握し、対応措置を取った。今後、外務省などが追加措置を取る予定だ」と説明した。

外務省も「この事案を極めて重く受け止め、関連する経緯などを多角的に調査している。調査結果に応じて必要な措置を取っていく」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News