【11月3日 CGTN Japanese】米ニューヨーク商品取引所の金先物価格は10月30日、12月限の金先物が1オンス当たり3898.9ドルで取引を終え、3900ドルを割り込み1年ぶりの安値を記録しました。国際金価格の下落の影響を受け、中国国内の一部ブランドのゴールドジュエリー価格も同時に大幅に下落し、年内の最高値より下落幅は1グラム当たり約550元(約1万3000円)に達しています。

中国最大級の金・宝飾品集積地、広東省深セン市の水貝市場では10月31日、客足の急増がSNSで再びトレンド入りしました。朝から晩までカウンターの前に人があふれ、結婚式のためのゴールドジュエリーや、デザインが施されていない加工費の安いシンプルな指輪とブレスレットが売れ筋商品となっています。一部の店舗では来客数が平日の5〜8倍に達し、売上高は通常の週末の約3倍となっています。

水貝市場にある「泉世界ジュエリー」の責任者である張承泉氏は、「短期的にこれほどの急落は、業界に入って以来見たことがない」と述べました。

店員の陳さんは、自身のウィーチャットのユーザー名の末尾に、「忙しいからすぐ返事できない」との言葉を加えました。陳さんは顧客にブレスレットを試着させながら、暇を見て返信し、「以前は1日に数十件のメッセージを返信していたが、今は1日に数百件来ている。常連客は今買い時なのかを確認し、新規顧客は加工費を安くしてもらえるかなどと聞いてくる」と話しました。

市場動向について、卓創資訊富宝の貴金属アナリスト、黄加奇氏は、「今後も中東情勢の変化を引き続き注視する必要がある」と指摘し、「中東の地政学的紛争が完全に緩和されるまで、原油価格の高騰によるインフレ圧力は金価格の上昇を抑制し続けるだろう。一方、地政学的情勢が緩和し、国際原油価格が下落に転じれば、金価格は反発する可能性が高い」と分析しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News