【11月3日 CGTN Japanese】中国自然資源部に所属する国家海洋環境予報センターは11月1日、中国の深海および極地探査や海上航路の安全確保といった重要な需要に応えるために、中国で独自開発された「媽祖(マーズー)」海洋予報数値モデル2.0版を発表しました。この新たなモデルは、海域ごとに解像度を変える可変解像度技術により、世界の主要海域での精密な予報を実現しました。

海洋数値モデルは海洋予報の中核技術です。中国は2018年以来、「媽祖・海流」「媽祖・波浪」の1.0版を相次いで発表してきました。これらはGPU(画像処理用の演算装置)による高速化に対応した世界初の全海域を対象にする海洋作業用の海洋予報モデルで、2024年には世界に向けてコードがオープンソース化され、中国の沿海部の各省市が導入して運用しています。

2.0版は、世界予報システムの解像度が前世代の2倍に向上して5キロメートルになりました。さらに中国近海や西太平洋などの重要海域では解像度が1キロメートルに向上し、重要海域の地形や水文特性を精密に解析できるようになりました。2.0版では、GPUによる高性能高速計算、軽量化、低電力消費といった利点も維持されています。また、科学調査船の雪龍2号での船載運転試験にも成功しました。

2.0版の総合性能は国際的先進水準に達しています。中国の各種の海上生産活動を全面的に支えるとともに、太平洋の小さな島嶼(とうしょ)国との国際協力や技術輸出も積極的に展開していきます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News