保護犬「ジェリー」=インスタグラム「河南市保護犬ボランティア」(c)news1
保護犬「ジェリー」=インスタグラム「河南市保護犬ボランティア」(c)news1

【11月03日 KOREA WAVE】韓国・京畿道河南市の保護施設で暮らす犬「ジェリー」が、新たな家族が見つからず、安楽死の危機に直面している。慣れない施設でも人にしっぽを振り、初対面の相手にもついて歩く人懐こい犬だ。

保護に携わるボランティアは「ただ温厚なのではなく、『非常に温厚』と書かれています。会う人みんなに甘えてしまう、そんな子です」と訴える。

インスタグラムのアカウント「河南市保護犬ボランティア」によると、ジェリーは推定3歳の雌の雑種犬で、体重は約18キロ。黒い毛と胸元の白い模様が特徴だ。人が好きで友好的だが、譲渡の問い合わせは1件もないという。

ボランティアは保護情報の写真を紹介し、「顔がつぶれたように写った、何げない1枚だけれど、どれほど愛嬌があってかわいいか伝わる」とつづった。写真のジェリーは両耳を立て、誰かに顔を支えられている。保護施設でも人にかわいがってほしそうにしっぽを振り、初めて会う人の後をついて歩いていたという。

一緒に施設へ入ったプードルたちには多くの問い合わせがあり、新しい家族が見つかった。他の犬も保護団体などに引き取られたり、譲渡されたりし、一部は元の飼い主のもとに戻った。人懐こく性格も良いというジェリーだけが残された。ボランティアは、黒い毛の中大型の雑種犬であることが、譲渡の機会に影響しているのではないかと案じる。「人気が集まりにくい黒い犬で、大きな雑種犬。それでも、とても温厚で友好的で、甘えん坊。まだ若く、愛情いっぱいの子だ」と訴えた。

黒い犬は写真で表情が伝わりにくいなど、外見上の理由で関心を集めにくいともいわれる。ただし、実際の譲渡には体格や年齢、性格、飼い主の住環境など、さまざまな要因が関わる。

問い合わせがないまま、ジェリーには安楽死の危機が迫っている。ボランティアは10月30日、「安楽死が迫っている」と投稿し、引き取り先や新たな家族を募った。「生きているかを確認することが、こんなにもつらい。今はまだ『保護中』と表示されているジェリーが、いつ『終了』に変わるのか怖い」と心境を明かした。さらに「問い合わせが1件もなく、譲渡が決まる可能性は低い。安楽死による終了になってしまうのではと、怖くて悲しい」と訴えた。

保護情報は10月30日時点で、引き続き「保護中」だった。具体的な安楽死の予定日は分かっていないが、ボランティアらは状況が変わる不安を抱えながら、家族を探している。「黒い犬が好きな方、ここに甘えん坊の子がいます。このまま死なせないよう、助けてください。施設を出て笑う姿が見られるよう、多くの方に共有してほしい」と呼び掛けた。

譲渡や一時預かりの問い合わせは、カカオトークの「河南市保護犬ボランティア」チャンネルで受け付けている。

このコーナーはペットフードメーカーのマースが応援しており、韓国マースは新たな家族を迎えた犬や猫にペットフードを贈っている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News