韓国陸軍のパク・チュンシク軍需司令官(左)とネイバークラウドのキム・ユウォン代表=ネイバークラウド提供(c)KOREA WAVE
韓国陸軍のパク・チュンシク軍需司令官(左)とネイバークラウドのキム・ユウォン代表=ネイバークラウド提供(c)KOREA WAVE

【11月03日 KOREA WAVE】韓国ネイバークラウドは11月2日、陸軍軍需司令部と、物資調達や装備の整備、物流に人工知能(AI)を導入するための業務協約を締結したと発表した。必要な物資の効率的な調達や装備の故障予測など、軍の補給・整備業務に使うAIサービスを共同開発し、現場で実証する。

メガ・ニュース(MEGA News)のハン・ジョンホ記者の取材によると、協約は10月30日、大田の陸軍軍需司令部で締結した。同司令部は陸軍の補給、整備、輸送を統括している。ドローンや有人・無人の装備を組み合わせたシステムの導入が進む中、これらを支える軍需業務でも、データやAIの活用が課題となっている。

調達分野では、必要な性能に合う物資をAIで探す軍専用のプラットフォームを開発する。整備分野では、装備の状態を示すデータを分析し、故障する前に整備が必要な時期を把握する仕組みの実証を進める。

物流や生産現場には、実際の環境を仮想空間に再現する「デジタルツイン」を活用する。物流施設や工場の運用を効率化する技術を開発し、軍需業務への適用を検討する。

ネイバークラウドは、画像処理半導体(GPU)を使った計算基盤の活用を助言し、軍需業務に適したクラウド環境の構築も支援する。技術者が現場に入り、繰り返し発生する業務を自動化するAIエージェントの開発や、現場データを基にした新たな活用課題の発掘に取り組む。

軍が自らAIを運用し、改善を続けられるよう、専門人材の育成やプラットフォームの運営・機能向上にも協力する。

ネイバークラウドのキム・ユウォン代表は、軍需業務は膨大なデータがリアルタイムで動くため、AI導入の効果が大きく期待できる分野だと説明。陸軍軍需司令部とともに、現場で有効性を確認したAI活用モデルの構築を目指す考えを示した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News