オリーブヤング・セントラル明洞タウンで化粧品を選ぶ外国人観光客(c)news1
オリーブヤング・セントラル明洞タウンで化粧品を選ぶ外国人観光客(c)news1

【11月02日 KOREA WAVE】韓国中小ベンチャー企業省が、海外市場で成長が期待される中小企業の消費財188品目を選定し、海外進出を支援する。オリーブヤングやムシンサなど韓国の流通企業の基盤とネットワークを活用し、海外の販売チャネルへの出店や現地での広告・販促活動を後押しする。

同省は10月28日、ソウル市麻浦区のスタートアップ・ベンチャーキャンパス・ソウルで「2026年K輸出戦略品目」の発足式を開いた。この事業は、美容、ファッション、生活用品、食品などの分野で韓国を代表する優れた商品を発掘し、国際競争力のある輸出企業を育てるものだ。2024年から大手流通企業と連携し、中小企業の海外展開を支援している。

既に成果を上げた企業もある。ホーリーバジルなどを主成分とする炭酸フェイスパックを販売するライフウィズ・コーポレーションは、2024年に支援対象に選ばれた。CJオリーブヤングによるインフルエンサーを使った販促、新世界免税店でのオンライン・店頭企画展、認証や知的財産権の取得支援などを受けた。同社の2025年の輸出額は約311万ドル(約4億9100万円)となり、2023年の約39万ドル(約6160万円)から約690%増えた。

婦人服専門企業のフォイニクスは2025年に選定され、ムシンサとの協業機会を得た。ムシンサ・ジャパンの企画展やインフルエンサーによる宣伝、東京・大阪の期間限定店などに参加。その結果、2025年の輸出額は約24万ドル(約3790万円)と、前年比約900%増となった。

2026年は983社が応募した。海外流通の専門家と海外消費者による評価団が、市場競争力や商品の優秀さなどを審査し、美容70品目、ファッション38品目、生活用品40品目、食品40品目の計188品目を選んだ。選定商品は10月31日まで、発足式会場の1階に設けた期間限定店で展示する。来場者は自由に見学・体験でき、韓国の消費者だけでなく、弘大周辺を訪れる外国人観光客にも商品を知ってもらう機会となる。

企業には、分野ごとの流通会社と連携した海外進出プログラムを提供する。美容はオリーブヤング、ファッションはムシンサ、生活用品はGマーケット、食品はロッテマートが担当する。新世界百貨店も美容・ファッション分野で協力する。支援内容は、海外販売チャネルへの出店、オンライン・店頭企画展、現地インフルエンサーを起用した販促など。輸出バウチャー、海外認証の取得、海外展示会・商談会への参加といった政府支援事業でも優遇する。同省が主催する海外の韓流関連イベントにも優先的に参加できる。

今回の発足式に合わせ、過去と2026年の選定企業が参加する協議体も設けた。海外展開のノウハウや成功事例を共有し、企業同士の交流を継続できるよう支援する。パク・ヨンスン中小企業政策室長は「中小企業の輸出は過去最高を更新し続け、その中心には韓国コスメをはじめとする消費財がある」と説明。「選ばれた商品が韓国の輸出をけん引する代表ブランドへ成長し、中小企業全体の活力にもつながるよう、現場の声を聞いて政策に反映していく」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News