【11月7日 CGTN Japanese】中国証券監督管理委員会が明らかにしたところによると、上海・深セン両市場の上場企業が今年の第1~3四半期(1~9月期)に計上した純利益は2022年以来の最高値の5兆1000億元(約120兆円)に達しました。

上海・深セン両市場の上場企業のうち計5224社が、10月31日までに2026年第3四半期の決算を開示しました。うち73%の企業が黒字を達成し、年初来9月末までの売上高は前年同期比5.8%増の56兆6000億元(約1300兆円)、純利益は同8.5%増の5兆1000億元に達しました。売上高と純利益は、規模と伸び率のいずれもが2022年以来の高水準でした。

東北証券研究所の廖博マクロ経済チーフアナリストは、内需の回復に加え、輸出の好調さが企業の需要を力強く支えていると指摘し、「中国が持つ完備した産業チェーンと超大規模市場という強みが鮮明な経済の規模効果を生み出し、利益率が改善し続ける前提条件を客観的に整えている」との分析を示しました。

1-9月期には上海証券取引所のハイテク新興企業向け市場である科創板の上場企業の純利益は前年同期比474.6%の急成長で、深セン証券取引所の新興企業向け市場である創業板の上場企業も同22.7%の伸びを示しました。人工知能(AI)、ロボット、イノベーション医薬を代表とする新たな質の生産力に関連する企業の業績が急拡大しています。AIセクターの純利益は前年同期比281.0%増で、1-6月期決算時点より伸び率が14.5ポイント上昇しました。うちロボット関連の上場企業の純利益は同94.8%増、スマートウェア機器分野の上場企業では同63.2%増でした。

廖氏は、AIが家庭やあらゆる産業に浸透する状況にあって、AIとロボット関連分野では全世界での設備投資の活況が2028年まで続き、収益が向上し続ける余地が生まれるとの見方を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News