【11月2日 CGTN Japanese】北京で開催中の第7回有人宇宙航行学術大会で10月31日、中国の有人月面着陸案が正式に公表されました。中国は2030年までに中国人の月面着陸を実現し、そのために「打ち上げ2回・着陸1回」方式を採用するとのことです。

中国有人宇宙飛行工程副総設計師で月探査工程総設計師の王翔氏によると、月で実施するすべての活動について、まず近地球軌道で事前に検証を行い、有人飛行で実施するすべての活動についても、無人飛行で事前に検証を重ねます。これにより近地球軌道での試験と月面着陸計画を一体化させ、関連技術を十分に検証します。これらの検証を踏まえた上で、本番の飛行計画では2回の打ち上げで1回の月面着陸を実現します。つまり、長征10号ロケットを2基使用し、まず着陸機を月周回軌道に投入します。続いて有人宇宙船を打ち上げ、月周回軌道上でドッキングを行います。宇宙飛行士は着陸船に乗り移って月面に降下し、作業を終えた後、月周回軌道で再びドッキングし、宇宙船が飛行士を乗せて地球に帰還するという流れです。

この方式では、宇宙船と着陸船の機能が分離されます。夢舟が宇宙飛行士の月周回軌道までの往復輸送を担い、攬月が月面への着陸と離陸を専門に担うことで、ミッションの信頼性が高まるとのことです。

また、同工程弁公室の林西強副主任は、夢舟のゼロ高度脱出(地上あるいは打ち上げ直後の搭乗員の緊急脱出)試験、攬月の着陸・離陸試験、長征10号の係留点火試験(地上に固定した状態でのエンジン燃焼試験)など、一連の大規模試験を完了し、月面着陸段階に向けた各種の開発や建設作業が着実に進んでいると述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News