韓国の年間輸出、11月中に1兆ドル到達へ…米中独に続く世界4カ国目
このニュースをシェア
【11月02日 KOREA WAVE】韓国の年間輸出額が初めて1兆ドル(約157兆円)に達する見通しとなった。2026年1~10月の累計輸出額は9300億ドル(約146兆円)で、残り700億ドル(約11兆円)。産業通商省は、足元の動向から11月中に達成するとみている。実現すれば、米国、中国、ドイツに続く世界4カ国目となる。
同省の10月の輸出入動向では、輸出額は前年同月比93.7%増の1152億8000万ドル(約18兆2000億円)だった。9月の1210億5000万ドル(約19兆1000億円)に次ぐ過去2番目の実績で、2カ月連続で1100億ドル(約17兆3000億円)を超えた。1~10月の累計は前年同期比60.6%増となった。10月の1日平均輸出額は76.1%増の52億4000万ドル(約8250億円)。この水準なら約14稼働日で残り700億ドルに届く。秋夕(チュソク、旧盆)の連休が2025年の10月から2026年は9月に移り、稼働日が20日から22日に増えたことも追い風となった。
主要20品目のうち18品目で輸出が増加した。半導体は259.4%増の564億4000万ドル(約8兆8900億円)と、9月に次ぐ過去2番目だった。世界の大手IT企業による人工知能(AI)関連の設備投資拡大で、メモリー半導体の需要と価格が高水準を維持した。メモリー半導体は360.5%増の501億4000万ドル(約7兆8900億円)、システム半導体は32.6%増の57億1000万ドル(約8990億円)だった。DDR4の8ギガビットDRAMの固定取引価格は、2025年10~12月期平均の8.1ドル(約1280円)から2026年10月には27.5ドル(約4330円)に上昇した。
増加率が最大だったコンピューターは、496.6%増の58億5000万ドル(約9210億円)。AIサービスやサーバー投資の拡大を背景に企業向けSSDの需要が伸び、9カ月連続で3桁の伸び率だった。
自動車は18.1%増の65億5000万ドル(約1兆300億円)で、10月として過去最高を記録した。内燃機関車は0.4%減だったが、ハイブリッド車は53.1%、電気自動車は41.6%増加した。一方、中古車は中東戦争の影響で52.2%減少した。
石油製品は80.0%増の69億2000万ドル(約1兆900億円)、石油化学製品は27.5%増の40億ドル(約6300億円)だった。ともに輸出数量は減ったが、単価上昇で金額が増えた。AIデータセンター用の変圧器や電線の需要を受け、電気機器も74.0%増の19億9000万ドル(約3130億円)となり、2カ月連続で過去最高を更新した。
消費財では、化粧品が57.5%増の14億4000万ドル(約2270億円)と、10月の過去最高を記録した。米国、中国、欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)などで伸び、12カ月連続の増加となった。繊維、バイオヘルス、農水産食品、家電も増えた一方、生活用品は13.4%減少した。
主要9地域中7地域で輸出が増えた。中国向けは133.6%増の269億8000万ドル(約4兆2500億円)、米国向けは185.8%増の249億ドル(約3兆9200億円)、ASEAN向けは128.0%増の213億3000万ドル(約3兆3600億円)。日本向けも44.1%増の32億ドル(約5040億円)だった。輸入額は36.0%増の727億8000万ドル(約11兆5000億円)で、貿易収支は425億ドル(約6兆6900億円)の黒字で、21カ月連続の黒字となった。1~10月の累計黒字は2949億3000万ドル(約46兆4000億円)に達した。
キム・ジョングァン(金正官)産業通商相は、AI産業の成長に伴う先端産業需要と、厳しい対外環境でも競争力を発揮した韓国企業の努力が輸出増を支えたと評価した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News