「南大門のスカーフおじさん」=SNS画面キャプチャ(c)MONEYTODAY
「南大門のスカーフおじさん」=SNS画面キャプチャ(c)MONEYTODAY

【11月02日 KOREA WAVE】軽妙な語り口でSNSの話題を集める韓国の「南大門のスカーフおじさん」が、急な来店を控え、市場を訪れる際に気軽に立ち寄ってほしいと呼びかけた。ソウル市中区の南大門市場でスカーフやハンカチなどを販売する「漢陽社」の店主は10月28日、インスタグラムのアカウント「南大門ダダグリ」を開設し、「お客さまへのお願い」と題する文章を掲載した。

店主は「この数日、突然、身に余る関心を寄せていただき、感謝と戸惑いが入り交じっている」と心境を明かした。「生計のために始めた商売だが、お客さまと冗談を交わして笑い合うことが力になり、楽しく働いてきた。そんな姿を好意的に見てもらえたのだと思うと、ありがたい」とつづった。

一方、来店客の急増に困惑しているとも説明した。「一度にあまりにも多くの方が来られ、きちんとあいさつしたり、話したりすることも難しい。周辺の商店にも、意図せず迷惑をかけることになった」とした。「特に、遠くから来たのに、そのまま帰る方々を見て、胸が重かった」とも記した。

そのうえで「私はどこにも行かず、いつも南大門市場にいる。急いでわざわざ来るより、市場見物に来た時、気軽に寄っていただければありがたい」と呼びかけた。文章の最後には、持ち前のユーモアも添えた。「来たら、はしゃがずに私の話を聞いて!言うことを聞かなければ、みんな退場させるよ」と締めくくった。

ネット上では「そんなに丁寧に書かないで。よそよそしく感じる」「南大門のイム・ヨンウンだと評判だ」「おすすめ動画が店主ばかり」「騒がず、おとなしく待つ」「ゆっくり訪ねる」といった反応が寄せられた。

店主は、客に遠慮のない冗談を投げかける姿で人気を集めている。スカーフ6枚を1万ウォン(約1180円)で売りながら、「あなたたち、今、買い過ぎだよ。買って帰っても使わないでしょ!」「お母さん、選べないのを自慢しているの?」「残りの130種類は全部ろくでもないよ」などと話す動画が話題になった。以前から運営するYouTubeチャンネル「南大門ダダグリ」でも、数十万回再生の動画が相次いでいる。「あると信じれば何でも出てきますよ」は89万回、「忙しいなら商品だけ置いて帰って。お金は取らないから」は81万回再生された。

実際に店を訪れた人の投稿も続く。ある利用者は「午前10時半に行ったら、列が3列もできていた。6枚買って友人と分けた。花市場を見てトッポッキを食べて戻っても、まだ3列ともいっぱいだった」と紹介した。別の投稿では「人が本当に多くて、コンサートに来たかと思った。到着から約10分後にスカーフを広げてくれた。聞いていた通り、話術は最高だった」と感想をつづっている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News