【11月2日 AFP】中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は1日、サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリードの試合を放送しなかった。同クラブのスターFWキリアン・エムバペ選手が毛沢東に言及した発言をめぐり、中国で反発が広がっている。

レアルとラシン・サンタンデールの一戦はグリニッジ標準時1日午後3時15分(中国時間1日午後11時15分、日本時間2日午前0時15分)にキックオフしたが、CCTVの二つのスポーツチャンネルのいずれでも放送されなかった。AFP記者が確認した。

スペイン1部第11節の他の試合も、これまでのところ公共テレビでは生中継されていない。

先週拡散した動画には、エムバペ選手が毛沢東を「独裁者」と呼ぶ様子が映っていた。これを受け、CCTVを統括する中央広播電視総台(CMG)は同リーグの放送を停止すると表明した。

その後、エムバペ選手、レアル、リーグ側はいずれも謝罪。中国外務省は、エムバペ選手の謝罪を「重く受け止めている」と述べた。

リーグ側は週末を前にAFPの取材に対し、それまで中国のテレビでは全試合が生中継されていたと説明したが、放送していた媒体は明らかにしなかった。

AFP記者は、国有通信大手チャイナモバイル傘下の動画配信サービス「咪咕(ミグ)」で、10月31日にFCバルセロナがアラベスに6-1で勝利した試合などが生配信されていることを確認した。

しかし、1日のラシン対レアル戦は、ミグでも配信されていないようだった。

CCTVのスポーツ専門ウェブサイトは後に、CMGが謝罪を受け止めたと報じた。ただ、事態の収拾に向けた協議が始まったかどうかは不明だ。(c)AFP