AIで3Dゲーム空間を3日間で制作…韓国・業界では完成度や模倣作に懸念も
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【11月02日 KOREA WAVE】人工知能(AI)にゲーム制作を任せると、わずか3日でキャラクターが森を駆ける3次元(3D)の世界が出来上がった。AIがコードを書くだけでなく、ゲームエンジンを直接操作する段階に進み、開発のハードルが下がりつつある。一方、完成度の限界や、インディーゲームの模倣作が広がることへの懸念も出ている。
海外の開発者シカルは最近、アンソロピックの「クロード・オーパス5.5」を活用し、3日間でアンリアルエンジン上に大規模な3Dゲーム世界を構築したとして、Xに動画を公開した。映像では青いマントを着けたキャラクターが、三人称視点で深い森を走る。ファンタジーを思わせる世界の中を、実際に移動できるようになっている。シカルは「2025年には不可能だったことだ。2027年にはささいなことに感じられるだろう」と記した。
3Dゲームの開発経験がないというハキミ・エイクバルも、オープンAIの「GPT-6アストラ」をゲームエンジン「Godot」に接続し、3日間でモバイル向けドライビングゲームを制作したと明らかにした。チャットGPTで作成した車の画像を3Dモデルに変換し、アストラがGodot上で運転機能や車輪のアニメーションを実装したという。エイクバルは「初日に既に初期マップと砂漠の雰囲気が動いていた。約3時間の試行錯誤で運転できるようになり、基本的なゲームの流れも機能した」と説明した。
こうした制作を可能にしたのは、AIエージェントがゲームエンジンや3Dモデリングツールを直接制御できるようになったことだ。従来は開発者の依頼に応じてコードを書く役割が中心だったが、今は外部ソフトと連携し、キャラクターの配置や動作設定などにも対応できる。
ただ、ゲーム開発を全面的に任せられる段階には至っていない。中国の国防科学技術大学、南京大学、西安交通大学、軍事科学院と東京大学の共同研究チームが10月19日に論文投稿サイト「arXiv」で公開した研究によると、AIエージェントが制作したゲームのうち、実際に最後までプレーできた割合は16%にとどまった。研究チームは「AIエージェントは概して実行可能なゲームプロジェクトを作るが、実際のゲームプレー評価では半分にも満たない得点だった」と分析した。
韓国のゲーム業界でも、ドット絵を用いた2Dゲームは比較的完成度が高いものの、精緻な映像と大量のコンテンツが必要な3Dゲームには、独特の不自然さが残ると評価している。
独創的なアイデアを強みとするインディー開発会社への影響も懸念される。AIによって模倣作が短期間に登場すれば、競争力を失いかねないためだ。業界関係者は「インディーゲームをAIでまねて発売する動きが広がり、スチームやグーグル・プレイストアなど大手プラットフォームに対し、配信審査の厳格化や制裁を求める声が出ている」と話した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News