【11月1日 AFP】ロシア政府は1日、首都モスクワ東方で「工業施設」が無人機(ドローン)攻撃を受けたと発表した。ウクライナ側は国内主要製油所への攻撃成功を主張しており、双方の発表に食い違いがみられる。

ロシア西部ニジニーノブゴロド州のグレブ・ニキーチン知事は、夜間に「大規模な無人機攻撃」があり、「クストボ地区の工業施設が大きな被害を受けた」と報告した。

同知事は声明で「100機以上の無人機を撃墜した」とし、「現時点の情報では死傷者はいない」と述べたが、被害を受けた施設の詳細な業務内容には言及しなかった。

これに対し、ウクライナのメディアは「燃料や潤滑油を生産するロシア最大級の製油所の一つ」であるクストボ製油所が被弾したと報じている。

ロシア政府は10月30日、ウクライナが数日間の「中断」を経て、ロシア国内の製油所への攻撃を再開したと発表していた。

ロシアのアレクサンドル・ノバク副首相は国営テレビの記者に対し、ウクライナがロシア国内の施設への攻撃を再開し、製油所3か所とガス化学工場1か所が攻撃されたと述べた。

ウクライナは、ロシアが2022年2月にウクライナへの侵攻を開始して以来、自国のエネルギーインフラに対するロシアの攻撃への報復として、ロシア国内の石油・ガス関連施設を繰り返し攻撃している。

ドナルド・トランプ米大統領はここ数週間、こうした攻撃が軽油(ディーゼル燃料)の価格上昇につながっているとして、攻撃を中止するようウクライナ政府に圧力をかけていた。(c)AFP