【11月1日 AFP】マルコ・ルビオ米国務長官は31日、ブラジル大統領選で敗れたフラビオ・ボルソナロ上院議員の出国手配に、米政府は直接関与していないと述べた。

フラビオ氏は10月25日の決選投票で敗北。複数の捜査が進む中、裁判所が旅券の押収を命じた後、28日に家族と共に米国に到着した。

米ジョージア州アトランタで開かれた20か国・地域(G20)外相会合で記者会見したルビオ氏は、「彼は以前、査証(ビザ)を保有しており、大統領が入国を認める決定を下した」と説明した。また、フラビオ氏の出国手配に「米政府は直接関与していない」と述べた。

フラビオ氏はアルゼンチンとエクアドルを経由してブラジルから逃亡しており、米紙ニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などは、ドナルド・トランプ米大統領の顧問ジェイソン・ミラー氏が航空機をチャーターしたと報じている。

ホワイトハウスはこの渡航についてコメントしていないが、トランプ氏はブラジルの選挙を「恥ずべきもの」と評している。

トランプ氏は31日、フロリダ州の私邸で記者団に対し、フラビオ氏と会う予定はないと述べたが、右派の同氏に同情を示し、「彼は非常にひどい扱いを受けたと思う。本当にひどい扱いだ。だから、望む限りここに滞在できる」と語った。

フラビオ氏は米国到着後、自らがブラジルの真の指導者だと主張し、「迫害」を受けているため出国したと述べている。(c)AFP