【11月1日 AFP】米裁判所は31日、ドナルド・トランプ大統領が米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)と「メディア王」ルパート・マードック氏を相手取って起こした名誉毀損訴訟を却下した。トランプ氏が、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告にわいせつな誕生日祝いの手紙を送ったとする報道をめぐる訴訟だった。

WSJは2025年7月、トランプ氏が2003年にエプスタイン元被告に送ったとされる手紙について報道。女性の裸体の絵が描かれていたとされ、トランプ氏は100億ドル(約1兆5800億円)の損害賠償を求めて提訴していた。

報道を受け、トランプ氏には民主党だけでなく、自身が所属する共和党からも厳しい目が向けられた。両党からは、この問題をでっち上げとして片付けようとするトランプ氏の姿勢への反発や、エプスタイン元被告に関する司法資料の全面公開を求める声が上がった。

ダリン・ゲイルズ判事は31日、訴状の修正を認めずに訴えを却下。同判事は4月にも当初の訴えを却下しており、トランプ氏はその際には修正した訴状を提出していた。

判事は、トランプ氏が2度の訴えのいずれでも、被告側が「現実の悪意をもって行動した」ことを立証できなかったと指摘した。(c)AFP