【10月31日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は30日、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスに対する大規模なハッキング攻撃について、北朝鮮のハッカーが関与した可能性を調査していると明らかにした。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団から、北朝鮮のハッカー集団による攻撃とみているかと問われ、「調べているところだ」と回答。「ハッキングだった」と述べた。

大規模な不正アクセス被害に遭ったと発表していたバイナンスは29日、影響を受けた資金の推定総額は約63億ドル(約9930億円)と明らかにした。調査会社などによると、北朝鮮の関与が指摘されている。

バイナンスはXへの投稿で、今回のハッキングについて「複雑な攻撃であり、法執行機関と協力して解決に向けて全力を尽くしている」と述べた。

影響を受けた資金の総額は、2025年2月に暗号資産取引所バイビットから15億ドルが盗まれた事件の被害額の約4倍に上る。バイビットの事件は当時、北朝鮮とつながりのあるハッカー集団「トレーダートレーター」によるものとされた。

ブロックチェーン調査会社TRMラボは29日、今回のバイナンスへの攻撃もトレーダートレーターが主導したと「高い確信」を持っていると表明し、「今回の攻撃の複数の特徴が、北朝鮮との関連が指摘された過去の盗難事件と一致している」と説明した。(c)AFP