韓国CU、炊飯に軟水を全面導入…弁当・おにぎりの食感改善へ
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【10月31日 KOREA WAVE】韓国のコンビニエンスストア「CU」を運営するBGFリテールが、弁当やおにぎりなどの米飯商品の炊飯に軟水を全面導入した。冷蔵配送や店頭での保管中にご飯が硬くなるのを抑え、購入後もおいしく食べられる品質を目指す。製造工程の自動化や店頭の調理機器の刷新も進め、日常の食事を担う店としての機能を強める。メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ミナ記者が取材した。
同社は10月28日、忠清北道鎮川にあるBGFフードの鎮川フードセンターで生産工程を公開した。1日に約10トンの米を使い、精米から3日以内のものに限って炊飯する。炊き上がったご飯は、微生物の増殖を抑えて食感を保つため、25度まで急速に冷やす。
今回、着目したのが炊飯用の水だ。工場の設備でカルシウムやマグネシウムなどを減らし、水道水の硬度を1リットル当たり50~120ミリグラムから0~5ミリグラムに下げた。
会社側によると、軟水を使うと米粒の内部まで水分が均一に浸透しやすく、冷蔵後も柔らかい食感を保つのに役立つという。社内実験では、10度で2日間冷蔵した場合、通常の水道水で炊いたご飯より硬くなりにくかったとしている。
同センターは1日平均約28万食を製造する。おにぎりの具材の一部を機械で定量投入し、サンドイッチには切断面の崩れを抑える超音波切断技術を採用した。一方、大きな具材や粘りの強い食材などは手作業も必要になる。自社算定で約15%の工程自動化率を3年以内に30%へ引き上げ、人手不足への対応と品質のばらつきの抑制を図る。
商品面では、鶏胸肉や卵などを使った商品や、たんぱく質を強化した商品を拡充する。2027年には、持ち運びや片付けがしやすく、手や口を汚しにくい包装・容器の改良も進める。
店頭には、中国家電メーカーのマイディアと約1年かけて共同開発した「スマートクッカー」を導入した。電子レンジ、エアフライヤー、オーブンの機能を組み合わせ、チキンやピザなどの食感を改善する。商品のバーコードを読み取ると調理時間が自動設定され、利用者は商品を入れて開始ボタンを押すだけでよい。
約1000件の商品別調理情報を登録し、無線LAN経由で15分ごとに更新する。2026年11月までに500台を順次設置し、2027年は5000~1万台に増やす計画だ。2027年は電子レンジと併用し、2028年には置き換える構想を描く。
課題も残る。エアフライヤーの使用後は、次の調理が可能な温度まで冷やすのに約2分かかる。冷却中に扉を開けないよう表示するものの、施錠機能はない。会社側は後継機で冷却時間の短縮や高温時のロック機能の改善を進めるとしている。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News