韓国・小児救急の家宅捜索に医療界反発…警察幹部が亜洲大病院を訪問
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【10月30日 KOREA WAVE】韓国警察による亜洲大学病院の小児救急部門への家宅捜索に医療界の反発が広がる中、警察幹部が10月29日、病院を訪れて関係者と面談した。警察庁によると、同庁の刑事局長と京畿南部警察庁長職務代行が同日午後、京畿道水原市の亜洲大学病院を訪問した。病院側はチョ・ジェホ院長とイ・ジスク小児救急センター長が出席し、所管する保健福祉省の関係者も同席したという。
訪問は、捜索への批判が強まり、医療スタッフの離職への懸念も浮上する中で実施された。警察庁関係者は「病院側の立場を幅広く聞く場と承知している」と述べた。
問題となったのは、同院で治療中に死亡した子どもの事件に関連し、京畿南部警察庁が9月30日、小児専門救急医療センターなどを家宅捜索したことだ。医療界は、診療中の救急室に対する強制捜査は行き過ぎだったと反発している。その後、同センターに所属する専門医9人のうち7人が、病院側に辞職の意向を伝えた。ただ、現時点で辞表を提出したり、病院を離れたりした専門医はいないとされる。
捜索当時の状況について、病院と警察の説明は食い違っている。病院側は、警察が医師用と主任看護師用のパソコンを確認するのに約1時間半かかったと主張。看護部門の責任者も、警察の資料要求に対応するため約1時間、業務を中断しなければならなかったと説明した。当時、重症患者の診療区域では、生後6カ月の子どもに抗けいれん薬を投与し、気管挿管を準備するなど、緊迫した対応が続いていたという。
一方、警察は病院側と事前に協議し、関係者の立ち会いの下、必要最小限の範囲で適法に令状を執行したとしている。診察室3室のうち、患者のいない2室を先に確認し、残る1室は数時間待ってから入室したと説明。その診察室での現場確認は計17分で、診療の妨害はなかったと主張した。
国会保健福祉委員会が27日に開いた国政監査でも、この問題が取り上げられた。証人として出席した京畿南部警察庁広域捜査団長のハム・ヨンウク氏は「救急医療現場の特殊性を考慮できず、残念に思う」と述べる一方、「病院関係者と事前協議し、患者のいない診察室と処置室を捜索した」と説明した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News