【10月30日 CGTN Japanese】世界気象機関(WMO)は10月27日に発表した温室効果ガスに関する報告書で、大気中の温室効果ガスの濃度は2025年に前例のない高水準に達したと述べ、温室効果ガスの蓄積が続くことで地球温暖化がさらに進行し、異常気象のリスクが高まると警告しています。

報告書によると、2025年の大気中の二酸化炭素の平均濃度は、2024年比で2.8ppm増の426.8ppmになったとのことです。また1750年の産業革命以前の平均水準と比べた場合、二酸化炭素の濃度は153%に相当し、その他二つの主要な温室効果ガスであるメタンは267%、一酸化二窒素は126%に相当するレベルに達しました。

WMOのコー・バレット副事務局長は、「大気中に長く残留する温室効果ガスの濃度は、記録的なレベルに達している。二酸化炭素濃度の上昇スピードは、1960年代の3倍になった」と述べています。

また、WMOのオクサナ・タラソワ上級科学官は、「二酸化炭素の難題は、大気中に蓄積され、長期にわたり残留することだ。そのため、現在排出されているすべての二酸化炭素の分子が、今後1000年以上にわたり私たちに影響を与え続けるだろう」との見方を示しました。

報告書はまた、「強いエルニーニョ現象は、2026年の大気中の二酸化炭素濃度をさらに高める可能性がある。高温や干ばつ、森林火災は陸域生態系の炭素吸収能力を弱める」と警告しています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News