母の靴、父のデニムが若者の新定番に…韓国で広がる2000年代ファッション
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【10月29日 KOREA WAVE】母親が履いていたジェリーシューズから、父親が愛用したデニム、祖母の玉の指輪まで。かつて流行したファッションアイテムが、韓国の若者に新鮮なものとして受け入れられている。2000年代の装いを再現するY2Kブームが続く中、当時を知らない10~20代が復古商品を新たな好みとして取り入れ、企業も人気商品の復刻や現代風のアレンジを進めている。
カカオスタイルが運営するファッション通販「ジグザグ」によると、2026年5月10日~6月9日のジェリーバッグの検索数は前年同期比3798%増加。ジェリーシューズの取扱高も3397%増えた。ジェリーシューズは、1990年代から2000年代初めに流行したプラスチック製の靴。多彩な色やデザインで、夏のファッションに再登場した。ブランド「ダイニット(DEINET)」も新たなジェリーバッグを発売し、主要販路への出店に加え、旗艦店の開設で実店舗との接点を広げている。
従来は中高年女性の高級な上着とみられていた毛皮も、若者の関心を集める。新世界百貨店によると、2026年上半期の20~30代顧客による毛皮の売上高は前年同期比99%増。50~60代の57%増を上回った。若い世代では、個性を表すアイテムとして取り入れられている。
装身具では、玉の指輪が注目されている。BTSのVや俳優イム・ジヨンらの着用をきっかけに関心が高まり、鍾路の専門店や南大門、明洞のアクセサリー店でも、若者や外国人観光客の目を引いている。
スマートフォンに押されていたデジタルカメラも人気が再燃した。通販「エイブリー」によると、2026年1~9月の取扱高は前年同期比74%増。9月の購入者数は前年同月比35%増え、購入者の63%を20代以下が占めた。若者の間では、デジカメを持って出掛け、写真を加工・共有する遊び方や、本体を好みに飾る楽しみ方も広がる。9月のデジカメ用ポーチの取扱高は前年同月比534%増、キーホルダーは3779%増だった。
ブランド各社も復刻商品を投入している。リーボックは1994年発売の代表的なスニーカー「インスタポンプフューリー94」を韓国で再発売した。靴ひもの代わりに空気を入れて足にフィットさせる技術と独特のデザインが特徴。往年の人気色を復刻しつつ履き心地を現代化し、世界共通モデル1種と韓国限定カラー3種を展開した。青・赤・白のオリジナル配色やシトロングリーン、紫などで、1990年代の大胆な色使いを再現した。
HANSAE-MKのデニムブランド「BUCKAROO」は、2000年代のデザインを復刻した「オリジナル・ビンテージデニムコレクション」を発売した。2004年に誕生した同ブランドは、独特の色落ち加工やダメージ加工で注目を集めた。今回は当時の加工や立体的なしわ、自然な色あせを再現し、シルエットは現在の流行に合わせて調整。ジャケット1種とブーツカット、ワイドのパンツ2種で、後ろポケットや太いステッチなどの特徴も生かした。
復古ブームは、経験者の懐かしさを刺激するだけでなく、当時を知らない世代が古いデザインを新しい感覚で楽しむ動きへと広がっている。衣類や雑貨、装身具、電子機器を横断する需要を捉えようと、流通業界も商品展開を強めている。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News