【11月1日 CGTN Japanese】現在、中国の農業用ドローンの保有台数は30万台を超えて世界トップとなり、ドローンを利用した年間作業面積は約3082万ヘクタール以上に達したとのことです。従来の人手による作業と比べ、農業用ドローンの作業効率は20倍以上向上し、50%以上節水でき、農薬使用量を20%から40%削減できます。低空域装備は試用的なツールから農業社会化サービスの標準装備へと進化しつつあります。

中国各地では現在、秋の収穫の重要な時期を迎え、東部の浙江省台州市黄岩区では農業用ドローンの講習会が行われています。今年63歳の王秩良さんも受講者の一人で、数人の1960年代生まれの受講者と共に、理論・知識や飛行実技、メンテナンスなど多岐にわたる体系的な講習を受けています。王さんはドローンの操縦免許を取得したため、新しい農業技術を身に付けて自身の水稲管理をより効率的で正確にすることができました。

王さんによると、従来の人手による農薬散布に比べ、ドローンは作業速度が速く、効果も優れています。2人で約2.7ヘクタールの水田に農薬を散布する場合、人件費は450元(約1万650円)かかりますが、ドローンを利用すれば、わずか280元(約6620円)で済みます。

同市黄岩区官嶴村のマコモダケ専門合作社(協同組合)は、ドローンを活用して日常的な農作業を行っています。マコモダケを栽培している約34ヘクタールの畑に対する農薬と肥料の散布はドローンを利用すれば、わずか1日で完了できます。合作社責任者の蒋良珍さんは「ドローン作業はコストを大幅に削減できる。1回の散布作業で5000~6000元(約12万~14万円)を節約でき、年間累計で人件費を3万~4万元(約71万~95万円)削減できる」と述べました。

夏季は農作物の病虫害が多発する時期であり、夜間の農薬散布は効果が高いですが、夜間に人手を確保することは難しいのです。一方、ドローンは天候に左右されずに一日中作業でき、マコモダケの順調な栽培を確保し、生産量と品質の安定にもつながるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News