中国・海南省の蜈支洲島でサンゴが「住みか」を形成 希少な海洋生物が相次ぎ出現
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【10月29日 CGTN Japanese】海の生態環境が良好かどうかは、そこに生息する海洋生物が教えてくれます。このほど、中国南部の海南省三亜市にある蜈支洲島の海域に、環境に極めて敏感な「環境の審査官」が姿を現しました。水中で生態環境のモニタリングを行っていたダイバーが、サンゴの群落の中で、体長が実に10センチもあるブチウミウシ(Jorunna funebris)を発見しました。
ブチウミウシは、生息海域の水質の清浄度やサンゴ礁の健全性、餌の豊富さなど、生息環境に対する要求が極めて厳しい生物です。蜈支洲島観光エリア海洋部のスタッフ、巴金龍氏によると、通常、生息環境が十分に安定し、餌が豊富にある場合に初めて、ブチウミウシは体長10センチという比較的大きなサイズにまで成長できるということです。
同時に、海南島沿岸のサンゴ礁海域では比較的珍しいアコーディオンウミウシ(Miamira sinuata)とハナヒゲウツボ(Rhinomuraena quaesita)の姿も確認され、記録されました。
蜈支洲島では2010年から、海南大学や中国科学院南海海洋生物試験ステーションと共同で、熱帯海洋牧場の整備とサンゴ礁の生態系修復に取り組んでいます。今年10月までに、このプロジェクトには計9000万元(約21億3000万円)が投じられ、設置された人工魚礁は8万立方メートルを超えました。この16年間で、計7万株以上のサンゴが移植され、修復された海洋生態環境の面積は6万3000平方メートルを超えています。対象海域の生きたサンゴの被覆率は、修復前の15%未満から37.08%に上昇し、移植したサンゴの生存率も安定して70%を超えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News