韓国SKハイニックス、年間100兆ウォンの株主還元へ…AI需要で6四半期連続最高業績
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【10月29日 KOREA WAVE】韓国SKハイニックスが、人工知能(AI)向けメモリー需要の拡大を背景に、2026年7~9月期も過去最高の業績を記録した。売上高は初めて100兆ウォン(約11兆8000億円)を突破し、営業利益率は約80%に達した。同社は60兆ウォン(約7兆700億円)の追加株主還元を発表。年間の還元総額は100兆ウォンに上る見通しだ。
同社が10月28日に発表した連結決算によると、売上高は104兆6155億ウォン(約12兆3000億円)、営業利益は83兆3338億ウォン(約9兆8300億円)、純利益は39兆7756億ウォン(約4兆6900億円)だった。売上高と営業利益は前四半期比でそれぞれ約32%、約38%増え、市場予想を上回った。過去最高の更新は6四半期連続となった。四半期売上高が100兆ウォンを超えた韓国企業は2社目。営業利益率は前四半期より3.4ポイント高い79.7%だった。
第6世代の広帯域メモリー「HBM4」の出荷本格化に加え、サーバー向けDDR5の販売拡大が成長をけん引した。NAND型フラッシュメモリーでも、321層TLCを採用した企業向けSSDの販売が伸びた。DRAMのビット換算出荷量は前四半期比で約10%増え、平均販売価格は20%台後半の上昇となった。サーバー向けDDR5の販売量は40%以上増加した。
同社は、長期供給契約で確保した数量と顧客との協議中の需要を合わせると、2029年までのDRAMとHBMの供給分は事実上完売した状態だと説明した。大手クラウド事業者を含む主要顧客14社と長期供給契約を締結しており、契約済みの数量は2027年と2028年の生産能力のそれぞれ50%以上に相当する。
メモリーの供給不足は少なくとも2030年まで続くと予測する。AIの活用が生産性向上や新たな売上高につながり、利用拡大がインフラ投資を促す好循環が定着したと分析。投資主体も一部の大企業から一般企業や国家へ広がっているとした。HBMでは顧客の要求数量が供給可能量の2倍を超える。10~12月期にはHBM4の出荷量と売上高構成比が、ともにHBM3eを上回る見通しだ。次世代のHBM4eは4~6月期にサンプル供給を終え、顧客の日程に合わせて開発・評価を進めている。
株主還元では、年内に60兆ウォンを追加投入する。既に取得した自社株と合わせ、年間総額は100兆ウォンに達する見込み。現金配当30兆ウォン(約3兆5400億円)以上と、自社株取得・消却60兆ウォン以上などで構成する。ただし、従業員への報酬用に取得する自社株は還元額から除く。
7~9月期の1株当たり配当は2万ウォン(約2360円)とし、業績に基づく配当とキオクシアへの投資収益を反映した特別配当を半額ずつ組み合わせる。キオクシアへの投資収益の大半は、今回と期末の特別配当で株主に還元する方針だ。同日は20兆ウォン(約2兆3600億円)の追加自社株取得も決議した。半分を株主還元、残りを従業員への報酬に充てる予定だ。
クァク・ノジョン(郭魯正)社長は「事業の成長と投資成果が積み重なるほど、株主と分かち合う実りも大きくなるべきだ」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News