【10月30日 東方新報】北京市で10月21日に発表された「中国金融イノベーション・持続可能投資発展報告」(報告書)は、中国が多様な手段を網羅する多層的な持続可能投資市場体系を初歩的に形成し、グリーン金融とテクノロジー金融の相乗効果が現れ、未来産業に力強い原動力を与えていると指摘した。

報告書は同日の「2026金融街フォーラム年次総会」の分科会「融智・融緑・融新——金融イノベーションで未来の持続可能投資の新たなエコシステムを築く」で、中国社会科学院金融研究所などが発表した。

報告書によると、中国のグリーンローンは拡大を続け、エネルギー・交通・建築などの低炭素転換を重点的に支えている。グリーン債の調達資金は主にクリーンエネルギー産業とインフラのグリーン化に投じられている。一方で、金融による持続可能投資への支援には、長期資金の配分、商品の適合性、評価・価格設定、金融手段の連携、専門サービスといった面で、なお大きな改善余地があるという。

持続可能投資が金融イノベーションに求めるものは、資金の期間、リスク分担、価値評価、資産の流動化、情報基盤の5点に集中している。単一商品の拡大から、資金調達・価格設定・リスク管理・資本循環・情報サービスなど多段階の協調へと転換し、持続可能投資の差別化・長期化・専門化するニーズによりよく応えるべきだとした。

報告書は、長期資金配分の拡大による期間ニーズへの対応、金融イノベーションのルール体系の整備、価値評価メカニズムの確立によるインセンティブ強化、金融ツールの連携による資本循環の促進、データ標準と専門サービスの充実による情報識別・リスク管理能力の向上を提言している。(c)東方新報/AFPBB News