【10月29日 AFP】日本サッカー協会(JFA)は28日、岡田武史副会長が24日付で辞任したと発表した。岡田氏は、サッカーW杯(ワールドカップ)をめぐる一連の対応が自身の信条と相いれないことを理由に挙げた。

先週、アジア・サッカー連盟(AFC)は国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長の再選を支持する姿勢を表明した。

AFCは8月、欧州サッカー連盟(UEFA)や北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)と共に、W杯などFIFAの主要大会に民間投資家を参入させる計画をめぐり、インファンティーノ氏を非難していた。

インファンティーノ氏は最後となる4期目を目指しているが、辞任を求める声が上がり、一部加盟協会の支持を失っている。

しかしその中で、AFCのサルマン・アル・ハリファ会長は、先週東京で開かれた会議で明確な支持を示していた。

1998年のフランスW杯、2010年の南アフリカW杯の2大会で日本代表監督を務めた岡田氏は、辞任は「完全に自分の意思」によるものだと述べた。

岡田氏は「私はこれまで、スポーツは高潔であるべきだという信条のもと、その社会的価値を大切にしてきました。しかし、今回のW杯をめぐる一連の対応については、私自身の信条との間に大きな隔たりがあり、それを一人のスポーツマンとして受け入れることができず、このたびの決断に至りました」と声明で述べた。

岡田氏はまた、今回の辞任について「熟慮を重ねた末の決断」だとし、「AFCとの関係や日本サッカーへの影響を踏まえれば、AFCと歩調を合わせる方向性には現実的な理由があるものと理解しております」と続けた。(c)AFP