再導入チーターが撃たれ死ぬ、事業開始後初 インド政府が調査へ
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【10月28日 AFP】インド政府は28日、2022年にチーターの再導入を開始して以降で初めて、銃で撃たれて死んだ個体が確認されたことを受け、「迅速に対応する」と表明した。
撃たれたのは生後19か月の雄のチーター。インド環境省は、事態を「極めて深刻」に受け止めているとし、「現地調査を行うための高官級チーム」の派遣を指示したと発表した。
インドでは、国内での生息を復活させる取り組みの一環として、ボツワナ、ナミビア、南アフリカからチーターを再導入した。今回撃たれたのは、再導入された雌のチーターからインドで生まれた1頭だった。
インドのアジアチーターは、1952年に絶滅が宣言された。かつて中東や中央アジア、インドに広く生息していたこの亜種は、現在、イランにごく少数が生き残るのみで、絶滅の危機にひんしている。
インドでは2022年9月、首都ニューデリーの南約300キロに位置するクノ国立公園に、アフリカに生息するチーターが初めて再導入された。
銃で撃たれたチーターは25日、同園の区域外にある中部マディヤプラデシュ州の森林で保護され、獣医師による治療を受けるため搬送された。環境省によると、体内からは散弾粒5個が摘出されたが、チーターは27日に死んだ。
同省は「医学的検査の結果、摘出された散弾粒によって複数の内臓損傷が生じていたことが確認された」と説明した。
ナレンドラ・モディ首相が肝いりで推進してきたチーター再導入プロジェクトだが、これまでに何頭もの個体が死んでおり、批判の声も上がっている。
現在、インド国内の野生下には約60頭のチーターが生息している。このうち約40頭がインド国内で生まれた個体となっている。(c)AFP