ソウルの住宅購入、京畿・仁川では盆唐住民が最多…3人に1人超が江南3区へ
このニュースをシェア
【10月28日 KOREA WAVE】韓国の京畿道・仁川市の住民のうち、2026年にソウル市内のマンションなどの区分所有建物を購入した人が最も多かったのは、城南市盆唐区だった。ソウルで購入した盆唐区民の3人に1人以上が、江南・瑞草・松坡の「江南3区」を選んでいた。盆唐の住宅価格が大幅に上昇し、より人気の高い江南方面への買い替え需要が強まったと分析される。
韓国最高裁の登記情報サイトの統計によると、1~9月にソウルのマンションや低層集合住宅、オフィステルなどを購入した京畿道・仁川市の住民は、10月21日時点で計2万4993人。このうち盆唐区民は1661人で、6.6%を占めた。次いで高陽市徳陽区が1407人、南楊州市が1369人、河南市が1098人、光明市が984人だった。
盆唐区民の購入先は松坡区が231人で最多。江南区227人、江東区151人、瑞草区131人、竜山区111人と続いた。江南3区の購入者は計589人で、盆唐区民の購入者全体の35.5%を占めた。従来の生活圏から大きく離れず、より人気の高い地域へ買い替える動きとみられる。特に、盆唐のマンション価格上昇が後押ししたとの見方が出ている。
韓国不動産院によると、2025年10月20日から2026年10月19日までの盆唐区のマンション価格上昇率は22.3%で、全国最高だった。KB国民銀行のパク・ウォンガプ不動産首席専門委員は「盆唐の住宅価格急騰を機に、江南方面への買い替え需要が強まった。ニュータウンからソウルの主要市街地へ移ろうとする流れだ」と説明した。建国大学不動産大学院のパク・ハプス兼任教授は「盆唐ニュータウンの造成当初は江南方面から移った人が多く、そうした人々が戻る動きとも考えられる」と指摘。「盆唐の価格上昇でソウルとの価格差が縮まり、買い替え需要が生まれた」と分析した。
一方、高陽市徳陽区の住民は、恩平区339人、江西区180人、西大門区123人と、近隣地域を中心に購入していた。徳陽区と恩平区は地下鉄3号線で結ばれている。南楊州市民の購入先も、蘆原区187人、江東区161人、東大門区151人と、比較的近い地域が上位を占めた。江東区は2024年の地下鉄8号線別内線延伸開業により、南楊州からのアクセスが改善している。河南市民は江東区348人、松坡区210人が多く、光明市民も九老区180人、永登浦区104人、衿川区78人と、近隣地域を選ぶ傾向が見られた。
パク・ウォンガプ氏は「一度に江南などの高価格帯の地域へ移るのは難しいため、資金力に応じて近隣地域へ移ろうとする動きだ」と説明した。ただ、政府が超高額住宅への規制を強める中、こうした買い替えが続くかは不透明だ。同氏は「最近の税制改正で超高額住宅の税負担は大きく、流れが続くか見極める必要がある」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News