中国造船業、世界シェア首位を維持 高付加価値船の受注も拡大
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【10月28日 CGTN Japanese】中国船舶工業行業協会がこのほど発表したデータによると、2026年1~9月の中国の造船竣工量、新規受注量、受注残は、世界市場に占める割合がそれぞれ63.6%、81.8%、72.4%となりました。造船業の主要3指標はいずれも増加し、世界市場でトップのシェアを維持しています。
高付加価値船の市場シェアも拡大しています。超大型原油タンカーの受注シェアは世界全体の85.5%、1万TEU以上の大型コンテナ船は82.7%に達しました。自動車運搬船の新規受注は71隻で、世界全体の97.2%を占めています。また、環境対応船の競争力も高まっており、世界の環境対応船の受注の7割超を中国が獲得しています。
その一例が、上海の滬東中華造船所です。同社が独自開発したタンク容量17万4000立方メートルの液化天然ガス(LNG)運搬船は、大量の受注を相次いで獲得し、引き渡し予定は2031年まで埋まっています。同船のLNG積載量は、330万世帯の1カ月分のガス需要を賄える規模で、造船業界で最も建造難度が高い船種の一つです。
10月20日に開幕した2026北外灘国際海運フォーラムで、ノルウェー船級協会(DNV)の上級副社長兼大中華圏会長、ノルベルト・クレイ氏は、中国の造船業は今回の景気拡大局面で急速に成長し、受注量も近年の水準を大きく上回っていると述べました。また、中国の造船所の競争力は低価格だけに依存するものではなく、総合的な競争力に支えられていると指摘しました。さらに、中国は現在、あらゆる種類の船舶を建造し、引き渡すことができる世界で唯一の国だとの見方を示しました。
国際業界では、今回の世界造船市場の上昇局面は、前回の好況期(2002~2008年ごろ)と比べ、全体としてより健全で持続可能なものになっているとの見方が出ています。前回は投資や投機を目的とした船舶発注も少なくありませんでした。これに対し、今回は環境対応船への更新、地政学的要因に伴う海上輸送市場の再編、重要資源の輸送体制の強靱化、老朽船の代替需要などが受注を支えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News