大統領選敗北のフラビオ氏、出国禁止命令無視し米に逃亡か ブラジル
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【10月28日 AFP】ブラジル大統領選で敗北した右派候補のフラビオ・ボルソナロ氏(45)が、出国を禁じる裁判所命令に反して米国に渡ったと、米メディアが27日、報じた。
自宅軟禁下にあるジャイル・ボルソナロ元大統領の息子であるフラビオ氏は、25日の大統領選で現職のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領に敗れたが、敗北を認めていない。
右派の上院議員であるフラビオ氏は26日、連邦最高裁判所の判事から旅券の提出を命じられたと明らかにした。同氏は汚職と資金洗浄の疑いで捜査を受けており、大統領選での敗北により議員としての免責特権も失う見通しとなっている。
米CNNと米紙ワシントン・ポストは、それぞれ匿名の情報筋の話として、フラビオ氏が米国に到着したと報じた。到着地は分かっていない。
米国務省は27日、フラビオ氏とその家族に査証(ビザ)を発給すると発表したが、渡航予定については確認しなかった。
警察筋はAFPに対し、フラビオ氏のブラジル旅券と外交旅券は無効になっていると説明。「フラビオ・ボルソナロ氏が出国したという公式記録はない」と付け加えた。
しかし、AFPが確認したイタリア議会の文書によると、フラビオ氏は2023年からイタリア国籍も保有している。
報道を受け、フラビオ氏の選挙対策責任者を務めたロジェリオ・マリーニョ氏は、同氏がブラジルから逃亡したとの一報に衝撃を受けたと語った。
マリーニョ氏は27日、首都ブラジリアで記者団に対し、「今も居場所について何の情報も得られていない」とし、「今朝、本人からメッセージが届いた。きょうは少し時間を置いてからわれわれと話すという内容だった。それだけだ」と説明。「それが唯一の連絡だった」と述べた。
■「恥ずべき行為」
フラビオ氏の国外逃亡をめぐり、ルラ氏は「恥ずべき行為」だと非難した。
ルラ氏はブラジリアで開かれた自身の81歳の誕生日を祝う行事で、「こっそり国外に出る人間には、何か隠し事があるに違いない。ブラジルを離れるという行為は恥ずべきことだ」と述べた。
フラビオ氏は26日、出国禁止措置について、脅しを目的としたものだと主張。インスタグラムに投稿した動画で、「国外に出るつもりなど一切なかった」と述べていた。(c)AFP