飲み物5杯を注文しながら「作らないで」と頼んだ客のメッセージ=Threadsより(c)MONEYTODAY
飲み物5杯を注文しながら「作らないで」と頼んだ客のメッセージ=Threadsより(c)MONEYTODAY

【10月27日 KOREA WAVE】韓国・蔚山のカフェに、飲み物5杯を注文しながら「絶対に作らないでください」と頼んだ客の行動が話題になっている。あごを骨折した野良猫を救い、世話を続ける店主に感謝を伝えるための注文だった。

SNSのThreadsに22日、「カフェに飲み物5杯の注文が入った」という文章とともに、注文伝票の写真が公開された。投稿したのは蔚山で飲食店を営む人物で、近くのカフェ店主が受け取った注文を紹介した。投稿者は「あごの骨が折れた猫の話を載せてから2時間後、蔚山でもない場所に住む方が、飲むこともできないラテを注文してくれた。サツマイモラテ5杯。猫の名前がラテだ」と説明した。店主は「どこにいるかも分からない誰かが、自分の気持ちを分かってくれたことが、本当にうれしくて涙が出た」と話したという。今もその伝票を捨てずに保管しているそうだ。

10月13日付の伝票の要望欄には、「店主さん、絶対、絶対、絶対に飲み物を作らないでください」と記されていた。続いて「私は別の地域に住んでいます。猫を治療してくださり、ありがとうございます。少なく働いて、たくさん稼いでください。商売が繁盛しますように」とのメッセージがあった。カフェ店主が保護し、世話をしている野良猫の話を知り、感謝の気持ちを伝えるために代金を支払ったのだった。

投稿者は13日、自分の店の隣にあるカフェで暮らす猫について紹介していた。「店の隣のカフェの前には、あごの骨が折れていた猫がいる。あごを骨折したまま、近所を歩き回っていた野良猫だった」と説明した。猫はけがのため、餌さえ満足に食べられない状態だった。それでもカフェ店主は見過ごさず、自ら餌を与え、動物病院に連れていき、手術も受けさせた。約1年の世話で猫はかなり健康を取り戻し、カフェの脇には小さな猫用の家もできた。投稿者は「こんな店主のお店こそ、買って応援したい」とカフェを紹介。その約2時間後、遠方の客から、商品を受け取らないという要望付きでラテ5杯の注文が入った。

ただ、最近は猫の体調が再び悪化し、病院での治療が必要になっているという。投稿者は「今回も何とか乗り越えてほしい。ラテ5杯を注文してくださった方の思いも一緒に」とつづった。この話に「天使のもとに天使が訪れた」「客も店主も、お互いに大きな支えになると思う」「こういうお店こそ繁盛してほしい」といった反応が寄せられた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News