RMの特別展の事前公開で写真を撮る来場者たち(c)AP/NEWSIS
RMの特別展の事前公開で写真を撮る来場者たち(c)AP/NEWSIS

【10月27日 KOREA WAVE】韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」のリーダー、RMの個人所蔵品を紹介する展覧会が、長期の低迷に苦しんでいた米サンフランシスコ現代美術館(SFMOMA)の集客と財政回復につながっている。英紙ガーディアンによると、10月3日に同美術館で開幕した特別展「RM x SFMOMA: Between You and Me」は、開幕前から美術館の過去最高記録の6倍に達する事前予約を記録。これまでに販売されたチケットは6万6000枚を超えた。公式グッズもオンラインと実店舗で発売開始から3時間で完売した。美術館のストア責任者はガーディアンに「これまで経験したどんなこととも違い、今後も経験するのは難しい出来事だ」と話した。

こうした盛況ぶりは美術館の経営にも役立っている。SFMOMAは新型コロナウイルス禍の影響による来館者の減少、連邦政府の資金調達環境の悪化、サンフランシスコ観光の低迷が重なり、2025年に500万ドル(約7億8700万円)の赤字を計上した。美術館は職員の7.5%を削減し、年間予想来館者数を例年より少ない60万人程度に引き下げるなど、緊縮運営を進めていた。ガーディアンは、RM氏の展覧会が美術館に明確な財政的効果をもたらしたと報道。有名人と協力した展覧会の流れをくみながらも、企画の完成度が高いと評価した。

今回の展覧会は、RM氏が兵役中だった2年前に美術館から提案を受け、具体化した。RM氏の個人所蔵品142点とSFMOMAの所蔵品36点の計178点を展示している。

韓国の画家ユン・ヒョングンの「Umber-Blue」と米画家マーク・ロスコの「No. 24」を並べ、韓国の画家イ・ウンノ(李応魯)の群像作品にはRM氏の解説を添えた。RM氏が自ら書いた展示キャプションや音声ガイドも提供している。企画を担当したアメリカ・カスティヨ学芸員は「展示室で来場者が涙を流す姿を見るのは、予想していなかった美しい出来事だった」と話した。

開幕行事の際には、ロンドンなど海外各地からファンが美術館前に集まった。ガーディアンは、RM氏の高い知名度と個人的な取り組みが、美術館に新たな観客を呼び込む契機になったと伝えた。会期は2027年2月7日まで。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News