ブラジル大統領選、敗北のボルソナロ氏反発も所属党はルラ氏勝利認める
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【10月27日 AFP】ブラジル大統領選の決選投票で敗北した右派フラビオ・ボルソナロ上院議員が選挙結果に異議を唱える中、同氏が所属する自由党は26日、左派ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領の勝利を認めると表明した。
27日に81歳の誕生日を迎えるルラ氏は、第1回投票でボルソナロ氏の後塵を拝したものの支持者らが街頭やSNSで巻き返しを図り、劇的な逆転勝利を収めて通算4選を果たした。
25日の決選投票では、ルラ氏がボルソナロ氏を約440万票上回った。
極右のジャイル・ボルソナロ元大統領の息子であるフラビオ氏(45)は、一部都市の交通障害を理由に、ルラ氏側の要請で全国の投票時間が2時間延長されたことを「不正だ」と激しく非難した。
フラビオ氏は大統領選の無効を求める方針を維持したが、所属する自由党はその後、同氏の立場と距離を置き、公式の選挙結果を受け入れる方針をとった。
自由党は26日夜の声明で、「高等選挙裁判所が発表した大統領選の結果を認める。ただし、提起された懸念については、均衡の取れた民主的な議論の中で十分に解明される必要があると考える」と表明した。
フラビオ氏自身も、大雨を理由に一部地域での投票時間の延長を求めていたが、今回の延長措置については「容認できない」「汚い手口だ」と非難した。
ルラ氏には政治的立場を超えて世界各国の首脳から祝意が寄せられた。一方、ボルソナロ一家と親しいドナルド・トランプ米大統領は、今回の選挙について「私にはひどいものに見えた」と述べた。
フラビオ氏が選挙結果を受け入れなかったことは、父ジャイル氏が2022年の大統領選でルラ氏に敗北したことを認めなかった姿勢を想起させる。
当時、選挙結果をめぐる緊張が高まり、ルラ氏の就任から1週間後には、ジャイル氏の支持者数百人が軍の介入を求めて政府庁舎に乱入した。
ジャイル氏は、ルラ氏の大統領就任を阻止しようとしたクーデター未遂事件で実刑27年の有罪判決を言い渡され、現在は自宅軟禁下にある。(c)AFP