【10月31日 CGTN Japanese】中国科学院雲南天文台の研究チームはこのほど、国内外の関係者と協力し、超高速で自転する地球近傍小惑星の観測と研究において画期的な進展を遂げ、これまでに発見された中で最も速く自転する地球近傍小惑星を確認しました。関連する研究成果をまとめた論文は、すでに米国の天文学専門誌「アストロノミカル・ジャーナル」に掲載されました。

地球近傍小惑星とは、近日点距離が1.3天文単位(au)以下の小惑星を指します。北京時間2024年12月4日未明、地球近傍小惑星2024 XA1がシベリア東部上空から地球の大気圏に落下し、発見から落下まではわずか約10時間で、落下前に観測された観測史上11例目の小惑星となりました。2024 XA1の明るさに関する情報を効率的に取得するため、雲南天文台の研究チームは麗江2.4メートル望遠鏡を利用し、2024 XA1が大気圏突入前約1時間の貴重な短い時間帯でその落下前の画像を捉えることに成功しました。

研究結果によると、地球近傍小惑星2024 XA1の自転周期はわずか1.63秒で、これまでに知られている地球近傍小惑星の中で自転速度が最も速いものであることが明らかになりました。このような極端な高速自転条件下で、天体表面の遠心加速度は自身の引力よりはるかに大きいため、この小惑星は強度の大きい独立した固体であり、大質量の恒星や惑星が衝突して破砕することなどで形成された可能性があるとのことです。

今回の研究は、これまで発見された中で最も速く自転する地球近傍小惑星2024 XA1を確認できただけでなく、直径がわずか数メートルから数十メートルの高速自転・高速移動中の地球近傍小惑星内部の物質構造を研究する機会を提供すると同時に、突然地球に近づく小惑星の物理的特性を明らかにする能力を向上させました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News